ゼッケン46ロッシが46度目のポールポジションを獲得した映像をG+放送時間を忘れ拝むことができなかった。録画も忘れ結果のみネットで文字として読む。公式サイトにて予選リザルトを凝視。
気になった点はロッシというかYAMAHA YZR-M1は直線が速くないこと。トップのストーナーは324.7Km/hに対しロッシは309.9Km/hとその差14.8Km/hもある。カタールサーキットはホームストレートが1068mあるので直線番長有利なサーキットにも関わらずポールを獲ったということは予選タイヤで余程の切れた走りをしたのだろうと邪推せずにはいられない。日本人ライダーに注目すると中野選手は予選10番手。T4とT1つまりアウトコースは速いがインコースは奮わない。玉田選手の予選は奮わないがYAMAHAに乗るライダーの中で一番の直線番長になっているのが唯一の救いか?
レースはロッシのホールショットから始まりすぐに集団を形成する。ホームストレートに戻ってきた時に2番手に付けていたストーナーがいとも簡単にロッシを抜き去りトップに立つ。案の定というべきかDUCATI GP7ストレートバカッ速。ロッシは神業ブレーキングと神業コーナリングでインコースで詰め寄りストーナを抜き返すがホームストレートで軽く抜き返されるというレース展開になり始める。途中3位ペドロサが操るHONDA RC212Vがホームストレート終盤でスリップを使って抜き去るがロッシがブレーキングだけで抜き返すという芸当を何度も魅せた。
レース終盤残り5周あたりでロッシがインコースでストーナーを差し猛プッシュ逃げ切りをはかるが,ロッシの企てもホームストレートでまたもストーナーに消された。ラスト3ラップは逆にストーナーが怒濤の走り。Fastestを更新し続けそのままゴールとなった。ストーナーにとっては最高峰クラス初の優勝。昨シーズンはLCR HONDAで速いが転けまくっていた印象しかなかったストーナーであるがDUCATIが肌に合うのか?走りもバトルもスキルアップした感さえある。結婚したのが勝因なのか?DUCATI有利なサーキットとはいえストーナーの勝利には驚いた。ちなみにLCR HONDAのカルロスチェカは転倒リタイア。中野選手は10番入賞。得意なサーキットではないと思うし移籍後の初レースなのでまぁ妥当な滑り出しだろう。
現在のところDUCATIの直線の速さは他の追従を許さない程の仕上がり。しかし国内4メーカ必ずや改善してくるに違いない。今シーズンのMotoGPは18戦もあるのだがどれも見逃せないレースになりそうだ。
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