2週間前のスペインGPなのでいきなりネタバレでも許してもらえるだろう。優勝はストーナー,2位ロッシ,3位ペドロサだった。
ストーナーが相変わらず強い。この強さは直線番長なDUCATIと温度変化に強いBSタイヤというパッケージだからだけではなくストーナー自身の底力もあると思う。同じチームメイトでありエースライダーであるカピロッシがうまく熟成させコーナーも攻められるマシンにしてくれたおかげでカピロッシ以上に結果を出しているのかもしれない。
ストーナーの強さについて勝手に妄想してみるとストーナーのライディングの基礎には幼少時からのダートトラック,モトクロスのみならずトライアルまでもやっていたことを知ることができる。
Casey Stoner Photo Gallery参照:http://www.caseystoner.com.au/multimedia.php
ストーナー恐るべし。まだまだ底知れぬパワーを持っていそうだ。
ロッシの2位は凄いと思う。決してマシンやタイヤが優れている訳ではない。それはエドワーズが10位にしか着けなかったことをみれば自明だろう。最高速10キロ以上も違うマシン,BSより劣るMIタイヤをスーパーライテクで補って2位に導いたといえよう。
ペドロサについてはスルーして,GP終了後の居残りテストについて触れたい。
パッケージとして現在一番まとまっているのはDUCATIワークスじゃないかと思う。次にSUZUKI(コンストラクター3位という快挙)。KAWASAKIもまぁまぁ。SUZUKIとKAWASAKIはBSタイヤというアドバンテージもある。逆に劣っているのは,YAMAHA,HONDAだと思う。HONDAに関しては最悪じゃないかと思う。それは昨シーズンチャンピオンのヘイデンが現在ポイントランキング11位と低空飛行していることからもわかる。
大人なヘイデンはパッケージに関し公なコメント控えているようだ。そのご褒美かはしれないが居残りテストでヘイデンに新型シャーシが供給された。シャーシはいままでよりも大きくなり,少なくとも小柄なペドロサ専用のシャーシではない。新型シャーシを得たヘイデンは急に好調なテスト結果を出し始めた。次戦での復活の兆しがみえてきた。
イギリスGPもいよいよ始まった。FP2終了時点でヘイデンはペドロサに次ぐ2番手タイム。好調さをうかがえる。ヘイデンファンではないがヘイデンがトップグループにいないレースは面白くない。是非とも上位を走って欲しいものだ。
残念な情報としては中野選手にはまだ新型シャーシは届いていない。HONDAよ!中野選手に新型シャーシを与えてくれ!
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