2008年MotoGPが開幕した。カタールにて初のナイトレースという前代未聞の事尽くし。ライトを持たないMotoGPバイクのためにサーキット全体をライトアップにはじまり,ヨーロッパのテレビ局のゴールデンタイムにあわせるようにレース開始が現地時間23:00という異例尽くめとなっている。ライダー達はこんな境遇で黙ってていいのか?と思うばかりだ。
予選はYAMAHA+MIパッケージがワン(ロレンソ)・ツー(トーズランド)・スリー(エドワーズ)を占めるというこれまた異例。MIの予選タイヤは昨シーズンから定評があるが,YAMAHA+MIパッケージがフロントローを独占するのはここ数年はなかったことではないかと思われる(公式によると2002年ドイツGP以来とのこと)。4番グリッドはDUCATIのエース,ストーナー。8番グリッドがYAMAHAのエース,ロッシとなっている。リザルトはさておき雑感をほざいてみる。
Official Video Action Clip - Commercialbank GP of Qatar
MotoGP史上初となったナイトレースを俺はエキシビションを割り切ることにした。これはいつもの日中のレースとはあまりも条件が異なるからだ。例えばナイトレースならではの光量の少なさ,開催時刻などもある。
リザルトを眺めるとストーナーを始めとするルーキーを含む若手ライダーほど良い結果を出している傾向がある。これは「ナイトレースは昼のレースしか知らないベテラン組が躊躇した。」 という見方よりも「目の弱いベテラン組はナイトレースに目がついていかなかった。」 と親父世代ならではの解釈をした。
少ない光量でのハイスピードライディングは目の性能が良くないと攻めれないのではないと思うのだ。つまり若い世代より目の性能(視力じゃなく感度)が落ちたベテランは若い世代より暗闇で睨みをきかすことがことが困難なので結果を出せなかったと妄想した。
レースの開催時間もどうかと思う。いくらヨーロッパのテレビ視聴者のためとはいえ現地時間23時にレーススタート,表彰式は日付がかわるという時間帯。昼間のレーススケジュールが体に染み付いているベテランから不満のひとつやふたつくらい出てもいいように思う。時間外勤務手当とかでるのか?
さらには湿度についてもある。路面はドライだったようだが刻々と夜露が降りてくる湿度状態だったらしい。データが揃っているチームはある程度対処できたかと思うが,今シーズンからマシンやタイヤなどのパッケージをかえたライダー(チーム)には試練のレースとなったと思われる。
と身勝手に応援しているロッシと中野選手が今イチな結果だったので言い訳をいっぱい並べてみた。次からの明るいサーキットで思いっきり攻めていい結果を出して欲しいと思うのであった。
興味深いのは直線番長ランキングだ。2008年式の各社のキャラクターが現れている。メーカーごとのランキングはDUCATI>YAMAHA>SUZUKI>KAWASAKi>HONDA(除くペドロサ号)というように見える。HONDAのエンジンがパッとしないのが気になる。HONDAだからこのままで終わらないと思うので今後の覚醒に期待したい。
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