というか私の知らない世界だったのだが,ひょんな切っ掛けにて舞踊会なるものの収録ボランティアに関わった。先入観が邪魔をし現物を観るまでは小馬鹿にしていたことは反省しなければならない。大の大人が貴重な時間を縫って練習を重ね舞台にあがるまでの過程を想像するとたやすいことではないと感じた。当然,ただの道楽でもない。
目上の方々が多い催しではあったが何事にも真剣に取り組む人の姿は美しいと思った次第。ざっと30組の演技を収録した。撮り始めるとぶっつけ本番なのにウマく撮りたいという気持ちが芽生えてしまった。次の動きを察してパンしたいズームしたいなどと私欲が湧いてくる。カメラワーク以外にもステージ上の極端な照明効果にオートフォーカスが狂いまくるのにも難儀した。俺のスキルではカメラの挙動を抑える術もわからずたじろぐばかり。プロならきっとこんな場面をマニュアル操作で平然とやり過ごすのだろうなどと考えながら,俺にできることは後から編集して何事もなかったように誤摩化してしまえばいいと逃げの一手だけだった。
で,どうにか誤摩化したつもりの動画を晒してみる。
白状すると出だしの素材カットが長めなのは露出オーバーを隠すため。でもカメラワークに自信の無さがあらわれているのが隠せずモロバレで恥ずかしい。こんな感じで30組の編集を行ないDVDをこさえてみた。と同時に目上の方々が使いやすいUIとはなんぞやなどと新境地に遭遇。しかしこんな素人仕事じゃこれじゃあ演者も浮かばれないに違いない。
奉仕のつもりで参加したはずなのにかえって勉強させてもらう結果となった。
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