サンマリノ・インディアナポリスGP雑感

独断と偏見と妄想の固まりであるMotoGP雑感をさぼってしまったのでサンマリノとインディアナポリスGPについてまとめて語ってみる。

サンマリノはロッシが優勝し2年振りとなるチャンピオンに一向聴（イーシャンテン）というかマジックポイント26を点灯させた。ライディングも素晴らしいしマシンの完成度も冴えている。精神的な強さも感じられる。ロレンソもシーズン中盤の大転倒癖スランプから脱し一回り強くなって戻ってきた気がした。エリアスも元気がいいDUCATI GP8を乗りこなせているのはストーナーとエリアスだけなのか？というかストーナーは精神的な弱さなのかもしれないがレースでは奮わない。もしかすると進化し続けるストーナーの走りのDUCATIの電子制御が処理しきれなくなり結果に結びついてないのではないかと妄想した。
インディアナポリスでもロッシがレースを制しチャンピオンに王手をかけた。データをみると今期初のポールツーウィンだった。マジックポイントは1。次の日本GPで1ポイントでも獲ればチャンピオン決定という状況だ。1ポイントということは15位以内に入賞すればOKなので茂木でロッシのチャンピオンがほぼ確定する。ロッシファンとしては嬉しい限りだ。茂木に黄色いTシャツを着ていこうかと今から考えてしまう。
インディアナポリスで密かにヘイデンの走りに注目していた。地元アメリカンライダーだしインディアナポリスの3種類とも4種類とも言われる路面にも慣れているのではないかと考えたからだ。レースの天候は曇り→レイン→ハードレインと変化していたがヘイデンのヘイデンらしいというかスリッピーな路面は積極的に流して曲がるというライディングスタイルで攻め切ったのではないかと思う。派手なパワースライドは昨今のMotoGPライディングでは好まれない傾向があるがヘイデンはなにか吹っ切れたようで観ていて嬉しかった。今シーズン鳴かず飛ばずの成績だったが本人にとってはシーズン初の表彰台は満足いくリザルトだったのではないかと思う。
サンマリノ・インディアナポリスとも成績が奮わなかったのが中野選手。どうしたものか？俺なりに言い訳を考えてみるとサンマリノでは新しいマシンのためのセットアップ時間足りなかったと考えられる。その証拠に居残りテストではペドロサのスプリングバルブ仕様マシンの記録を更新した。インディアナポリスはミューが低いサーキットなので苦戦したのではないかと邪推した。もちろん変わりまくる天候にセットアップが追いつかなかったということも考えられる。これで完璧にここ2戦の言い訳が立つ。そして茂木はミューが高いサーキットだしHONDAのホームコースなのでデータはいやという程あるだろう。よって茂木での中野選手はフリープラクティスから元気のいい走りをし予選で今季初のフロントロー，決勝で表彰台となるに違いない。

まだシーズン途中ではあるがストーブリーグも活発になっている。メランドリがDUCATI→KAWASAKI，ヘイデンがHONDA→DUCATIなどの移籍は個人的に気になるニュースだ。おそらく日本GP終了後には例年の如く中野選手の来シーズンのシートについて何らかの発表があると思われる。グレシーニに随契か？今シーズンのポイントだけみるともう少し高望みもできそうな気がする。ホンダワークスのヘイデンが抜けた穴に誰が収まるのかも気になる。もしかして中野選手？清成選手は次期尚早か？こちらも見逃せない。

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[投稿情報: しげっち]

その後の移籍情報としてはエリアスがアリーチェ→グレシーニとなったようだ。デ・アンジェリスはグレシーニに随契なのでグレシーニの定員は満席の決まり。つまり中野選手は移籍を余儀なくされたということになる。
中野選手，ま・さ・かのレプソル（ホンダワークス）ですか？最後の花道としてはいいかも知れないけど花道ならTECH3でBSタイヤでもいいかもよ。

他にも高橋裕紀選手が現在所属するスコットからMotoGPクラスへの昇格をするようだ。GP250ではHONDAエンジンを使っているのでMotoGPでもHONDAを使うと邪推できる。

[投稿情報: しげっち]

ロッシがチャンピオンになるためのポイント計算を思いっきり誤っていたので
http://aikawa.tv/2008/09/rossi-champion.html
こちらの記事で訂正した。

[投稿情報: しげっち]

ドヴィツィオーゾがレプソル入り！
http://www.motogp.com/en/news/2008/Dovizioso+to+switch+to+Repsol+Honda+for+2009