やっとEWI USBをサックス運指にすることに成功した。出来てしまえばなんてことはないのだがハマったのは確かなので誰かが同じようにハマるかも知れないし,また自分が同じ轍にハマらないとも限らないのでメモを残しておく。結論から書くとメニューバーの[EWI USB]−[Preferences...]の[Output MIDI Devices]にある[Akai Professional, LLC. EWI-USB(out)]にチェックを入れるだけだった。
[Akai Professional, LLC. EWI-USB(out)]をチェック
[Akai Professional, LLC. EWI-USB(out)]をチェックし[OK]をクリック。さらにメニュバーから[EWI USB]−[EWI Configration]を選択するとEWI USB本体裏側のLEDが緑色から赤色になった。赤色ってやばくね!?ちょっと待っても赤色のまま。これはリスクデカイと即決し不安になってUSBケーブルを引っこ抜いてしまったのが前日の俺だった。今日の俺は違う。ここで堪えた。赤色LEDをじっと睨むこと数分(1〜2分)。LEDが緑色に戻った。
待った甲斐があって[EWI Configuration]画面には今までとは異なる状況になった。[Setup Controls],[Controller Config.]画面は以前とはかわってはなやかになった(大げさ)。新旧画面を比較すると
before | after | |
---|---|---|
[Setup Controls] | ||
[Controller Config.] |
各項目の値がつくようになった。MIDIの出力デバイスを選択できたことでパソコンとEWIの間で双方向の通信が行なえるようになったのだと邪推する。
ここまで出来たら仕上げはサックス運指の設定だ。[Performance Controls]タブをつつき
[Performance Controls]タブでSAX運指に設定
[Fintering]を[Saxophone]に[Transpose]を[-9=-E♭]とする。これで運指はサックスになり,キーもアルトサックスと同じE♭となる。これでEWI USBはアルトサックスに化けたので手持ちのアルトサックス用譜面を心置きなく吹ける。やったぜ!
実はEWI本体のEWI運指自体もサックス運指と非常に似ている。というかサックス運指をEWI運指が包括しているので原則違和感なく吹ける。そしてさらにサックスよりも細かい機能が充実しているのでサックスで苦労していた運指がEWIだと楽に吹けてしまったりする。言葉で説明するのは難しいのだが俺が気付いたところではEWIは運指表に載っていない裏運指があり半音上げたり下げたりするのは朝飯前にできてしまう。EWIキー配列でいうとK5,K6,K11,K12,K13がいつでもどこでも機能したりする。他にもあり得ないキーを押さえても音がなるのだ。これを使わない手はないとも思うのだがサックスで通用しないことはまずは身につけない方が良いだろうというポリシーを持ちあえてサックス運指を選んび自分を茨の道へと追い込んでみることにした。まぁこれ以外にもサックス運指のメリットはあってサックスでファ→ソ#と速く吹きたいときは予め左手小指をソ#にあたるキー(K5)を押し下げとくとファ→ソ#に通常はツーアクション必要なのがワンアクションで済むので楽なのだ。EWI運指だとそんなサックスの裏技が通用ぜす意図しない音が鳴ってしまうのでサックス運指にしてみたかったという結局,自分を甘やかしてるんじゃねぇかという言い訳もある。
能書きはこのくらいにして苦節数日やっとサックス運指にできた。これでますますEWIを吹くのが楽しくなるに違いない!
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