機材
本文中にツールドおきなわ2015で使った機材について断片的にしか触れていなかったので,番外編として機材についてまとめてみる。
フレーム | LOOK 695 SR 2011モデル |
---|---|
ホイール | SHIMANO WH-9000-C35-TU改 |
タイヤ | フロント:CONTINENTAL COMPETITIONチューブラー22mm リア:CONTINENTAL GRAND PRIX 4000チューブラー22mm |
クランク | LOOK ZED2改 |
ボトムブラケット | TNI ハイブリッドセラミックベアリングキット BB65 |
ステム | DEDA ZERO 2 110mm |
ハンドル | 3T ERGOSUM PRO 44cm |
サドル | San Marco Zoncolan Carbon FX |
カセット | SHIMANO DURA-ACE CS-7900 12-27T |
チェインリング | LOOK PCD130 53/39T |
ブレーキ | SHIMANO DURA-ACE BR-7900 |
ブレーキシュー | SWISS STOP FLASH PRO YELLOW KING |
ディレイラー | SHIMANO ULTEGRA 6770 Di2 |
プーリー | BERNER |
サイコン | Garmin Edge 1000 |
ペダル | Garmin VectorJ |
シューズ | BONT Vaypor |
以下,順不同であれこれ語る。
ホイールはシマノ純正のステンレスベアリングからG3等級のセラミックベアリングに交換しているからWH-9000-C35に「改」と付けている。肝心のベアリングは舟辺精工から入手した。個人に小売してくれるのでその筋じゃ有名らしい。ちなみにWH-9000-C35の場合,フロントに5/32"(3.96mm)28個,リアに3/16"(4.76mm)26個を使った。シマノのホイールはカンパ(フルクラム)みたいにCULT化できないとお嘆きの方は,ずっとお安く最高級ベアリングに換装し最高に回るホイールに化けるので一考の価値があると思う。
タイヤは前後コンチネンタル,フロントはグリップ重視のコンペティション,リアはスピード重視のGP4000と言い切りたいところだが,フロントはもてぎ7耐の落車でタイヤが避け使えなくなったので手持ちの在庫のコンペティションにかえただけなので特別な思い入れはない。どちらも23mmだが次は流行りに乗っかり(?)25mmにしてみてようと思っている。とは言え,完全ウェットの普久川ダムの下りの右にかなり回りこむ高速コーナーを攻めた際,やっとみえたコーナー出口で落車していた自転車を避けるために,外足荷重効かせさらにバンクさせ落車せずにヒヤリ体験で済ますことができたのはフロントにグリップの良いコンペティションが履いていたからじゃないかと俄に思っている。
クランクはLOOK純正ZED2クランクだ。それに無理やりGarmin Vectorを組むために,カーボンクランクを削ってVectorをつけたのでZED2「改」とした。今ならばZED2クランク削らなくてもラージモデルのVectorが出たので難なくポン付けできるだろう。
ハンドルは3TのERGOSUM PROの芯―芯44cm幅を使う。今まではDEDA ZERO 100の外―外44cm幅を使っていたが,高負荷時に胸に圧迫感を感じ息苦しくなることが頻発しするのと,ダンシングがどうもしづらかったのもあり,シーズン中ではあったが外―外44cm幅から芯―芯44cm幅へ交換した。たったちょっとの幅の変更ではあるが,交換直後から予てから気になっていた息苦しさやダンシングのやりづらさからは開放され精神的に大変楽になった。しかしダンシングを多用する白石峠などでの劇的なタイムアップはみられなかった。
ステムは諸般の事情によりLOOK純正Cステムを使っていない。実は,車の屋根に自転車をのせて運んでいたときにファミレスの寄った際,低く伸び出した軒先に引っ掛け,純正ステムを壊してしまったため変更した。純正ステムを交換するならCステムではなく,軽くなった最新型のエアロステムにすることも検討したが納期がかかるので断念。そこそこのもので代替している。ところが,そのそこそこが結構イイ塩梅なのだ。カーボンステムからアルミにかわったので明らかにハンドルに伝わる振動は増え乗り心地は悪くなったが,以前よりもハンドル位置が5mm程下がりより前傾が深くとれるポジションになり自分自身の戦闘能力上がったような気になった。
プーリーはBERNERを奢っている。2013年TdOから使っている。今はTNIとかCDJとかBERNER以外にもビックプーリーが出ているが当時はBERNERしかなかった。長丁場のTdO,少しでも脚力を温存したいので5W節約できると言われるBERNERを入れ少しでも完走率上げるべく導入した。もちろん5W節約にはBBのセラミックベアリングも必須なのであわせて導入している。ビックプーリーの効能に確信を持ったのはfriction-factsというサイトの「Oversized Derailleur Pulley Efficiency Test」という徹底レポートだ。有料レポートなので全て晒すのは良くないと思うからちょbitだけの紹介に留めるが,自分が読み取った効能としては,BERNERはDURA-ACEよりフリクションロスが少ないということと,チェーンにテンションが掛かるアウターローやインナーローで効果が高いことだ。つまり自分のディレイラーはUltegraだけど,BERNER入れればDURA-ACEより回転性能向上すると理解し,インナーローを使う普久川ダムの登りで真価を発揮すると信じ,BERNER入れる価値があると判断し奢ったのだった。
完全な余談になるが,TNI製セラミックベアリング入れる前に,セラミックスピード製ベアリングを入れていた時期もあった。しかし自分のスボラなメンテのセイでBBに水や埃や泥が侵入させ半年でお釈迦にしてしまった。
シューズはBONTにした。今まではSIDIを履いていたが,高岡亮寛氏の「レースに勝つための最強ロードバイクトレーニング」を読み導入を決意し,型落ちアウトレット品(笑)を探し入手した。自分はSIDIでは43MEGAというサイズだったが,BONTでは44じゃないと足が全く入らず,もしかして俺の足はBONTと相性悪いのではないかと思う程だったが,熱成形後は完全フィットしている。BONTにしたら出力数W上がったと思う。ただしBONT純正の薄いインソールだと200キロ程走ると足裏が痛くなったのでスーパーフィートのイエローインソールに交換している。
チェーンリングとカセットは53/39Tのノーマルクランクに12-27Tカセットを使った。レース完走者らの多くは12-25Tを使っているブロク記事などをみてはいたが,貧脚の俺には普久川とその先を25Tでこなす自信はないので27Tにした。本心を言えばもっと大きく軽いギアが欲しかったけど我慢(笑)。そんな27Tでも大いに役立った。普久川から奥までの細かなアップダウンが続く区間ではインナーローを使いケイデンス落とさず回転を活かして登れたからだ。ただし,まだまだ登りは遅いので,登り克服のため,脚力強化と共にチェーンリングを52/36Tにすることは考えている。幸いLOOKのクランクはPCD130・PCD110兼用なのでチェーンリングだけ揃えるだけで交換できる。と言いつつ楕円なROTAR Q-RINGSにするとか,非真円チェーンリングなRIDEAにするとか,一層のこと11速化するなどという妄想はしている。
妄想ついでにフレームも妄想している。「レースに勝つための最強ロードバイクトレーニング」を読みTIMEのフレームに心なびいたりもしてはいるが,次のフレームは是非ともシマノのネジきりBBがそのまま使えるフレームにしたいと思っている。理由は水,埃,泥に強くすぼらなメンテの俺でも安心して使い続けることができそうだからだ。BBの値段がお手頃なのもある。あと次のフレームに求める仕様としては国産フレームにしたいと思っている。舶来物のイカしたのもいいけど,何かしらのトラブルでパーツが国内に無く取り寄せることになった場合に,時間がかかるのを避けたいからだ。プロじゃないからスペアバイクなんて持ってないから,JCRCや実業団レースなどで使う以上,速やかな部材の供給が期待できる国産自転車はアマチュアライダーの強い味方になってくれると思ってしまうのだ。
というようになんとなく仕様は固まってきているが,これぞ!という自転車にはまだ巡り合っていない。絶賛妄想中であるw
長々と駄文にお付き合い下さり有り難うございます。この機材でなぜ完走できないと言われると返す言葉がございませんが,来年こそツールおきなわ完走する所存です。生暖かい目でお守りください!
ツールドおきなわ市民レース210kmの記録1/4【事前準備】
ツールドおきなわ市民レース210kmの記録2/4【直前対策】
ツールドおきなわ市民レース210kmの記録3/4【レース】
ツールドおきなわ市民レース210kmの記録4/4【今後に向けて】
ツールドおきなわ市民レース210kmの記録5/4【番外編・機材】
最近のコメント