カタルニアGP雑感

カタルニアGPでは大クラッシュがあり単なる視聴者であるはずの自分であっても観戦中かなり動揺をしてしまった。ジベルナウが切っ掛けとなり発生したスタート直後の1コーナーでの大クラッシュ。カピロッシ、メランドリが負傷欠場し、再々スタートの後も、ストーナー、ペドロサ、エリアス、ド・ピュニエが転倒離脱という大荒れのレース展開となった。
http://www.youtube.com/watch?v=PlQ3qMZv17E
http://www.youtube.com/watch?v=Nrdltt6LcV0
http://www.youtube.com/watch?v=o2-6ncwDLhA
レース詳細はインテリマークに任せるとして，カタルニアGPを勝手に総括すると、

大クラッシュが多くのライダーに影響を及ぼしたのではないかと邪推する。つまり経験値の浅いライダーたちは大クラッシュのショックで集中力を維持できずに自爆し、精神的にタフなベテランライダーが生き残れたということではないかと邪推する。
1位ロッシ、2位ヘイデン、3位ロバーツというリザルトを分析すると1位ロッシはバイクの仕上がりはいいし精神的にタフなので優勝して当然、2位ヘイデンは若くてもホンダのエースライダーを担うだけの安定感を発揮、3位ロバーツはやっとの思いで仕上がったマシンではあるが元世界チャンピオンであるからにクラッシュにも動じず結果を出したのではないかと思うのだ。
クラッシュシーンVTRをみるとメランドリが実にヤバいかたちで自分のバイクとペドロサのバイクに挟まるれながらコースアウトしてゆく、倒れている姿も体が不自然な向きのまんまだったので、心底心配した。その後の情報では、そのとき気を失っていたためピクリとも動かなかったと知り少し安心。
このクラッシュで一番ダメージが大きかったのがクラッシュの切っ掛けをつくったジベルナウ本人。回復に3〜5週間かかるそうだ。スペインGPはからの3週間は毎週レースが続いているのでジベルナウのポイント争いからは離脱同然になるだろう。なおカピロッシ、メランドリはオランダGPに参戦するとのこと。
ロッシがフランスGP後にあと11回優勝し1回2位をとるといったうち、2回優勝したので2/11を果たしたことになる。
日本GPが茂木が俺に観に来いと呼んでいるような気がする。
PS
今回残念だったのは中野選手。妙な言いがかりで失格となってしまった。以前のジャンプスタートといいハード的な問題なのか？ソフト的な問題なのか？残念でならない。

Comments

[投稿情報: Noribenz]

この映像、バイクではないにしても、
若い頃を思い出します。
命だけは大切に・・・。

[投稿情報: しげちか]

近年のサーキット，レーシングスーツ・ヘルメットを始めとする装備は，過去の辛い経験をもとに人命優先に進化し安全になってきています。次戦オランダのアッセンサーキットは安全性を考慮して大改修を行なっての開催となります。全面改修に伴いGPライダーはコースを学習できるよう普段より多くの練習時間が設けられています。
MotoGPの装備で危ないと思うのはヘルメットリムバーが義務化されていないことだと思います。国内サーキットでは義務化されているのですがMotoGPではビジュアル面を重視してか？採用に至ってないようです。
http://www.arai.co.jp/jpn/topics/rah/hrs-announce.html
MotoGP最高峰クラスは排気量999ccで250馬力を超えるといわれるモンスターバイク。モンスター過ぎて危険ということで来シーズンから800ccに規制されます。
さらに語るとGPのスケジュールで3週連続開催はライダーへの負担が掛かると思います。3週目のイギリスGPまで皆が無事であることを祈るばかりです。

[投稿情報: ぜびん]

かなりヤバイですねぇコレは。
接触しそうになったのでブレーキを強く握ったのかな、それともレバーにヒットしてめくれたのか（恐）

[投稿情報: しげちか]

後者じゃないかと。。。
最近ヒール役のジベルナウが自分のラインを作るための車体ぶつけ作戦にて餌食となったマシンが，たまたまチームメイトのカピロッシ，そして運悪くフロントブレーキレーバにヒットで，時速200キロでの大前転，大クラッシュになったのではと邪推してます。
スペインライダーのジベルナウは母国GPだし，最近成績伸び悩みだったし，色々伏線はあるよね。
事故防止のため，二輪レースは押しがけスタートからクラッチスタートにかわったけど，今後事故を防ぐにはローリングスタートになるのが時代の流れなのかもね。
いやいやそんなことより車体ぶつけ禁止とかライダーのモラル向上の方が先だね。そうじゃないとスポーツシップに則った健全たるモータースポーツの発展は望めないからね。