MotoGP番組にてレースウィーク中のイベント紹介していた。ビックリしたのは,マモラが世界一の高額アスリートことF1ドライバー,ミハエルシューマッハを自らが運転する二人のリDUCATIの後ろに乗せ,ムジェロサーキットを走行するシーンだった。ただのスポーツ走行ではなく,ウィリーにストッピーとマモラにしかできないひょうきん走りをしていた。マモラって恵まれない国にバイクを寄付するという偉い活動をしているばかりではなく,皇帝シューマッハにシュールなおもてなしをするあたりはスゴい親父だと一目おいた。皇帝は大喜びだったかも知れないが、周囲はドン引きだったのでは?あとからシューマッハサイドからマモラにお祭りとはいえ騒ぎ過ぎ!とかお叱りがあったのでは?と気の小さい僕は心配してしまった。
ロッシやってくれました。これぞ王者の走り!ラストラップはとにかく凄いの一言。1コーナーのブレーキ勝負で勝ったものの失速気味のカピロッシをクロスラインで抜いてからのロッシのラストスパートは今シーズンのハイライトシーンになること間違えなし。コーナーの度にカピロッシとの差が開いてゆく,もちろんカピロッシだってラストスパート中!その証拠に3位のヘイデンとはコーナー毎に差が開いている。ロッシ,カピロッシともにイタリアン地元ライダーの意地と名誉にかけて,いつもよりも多めに切れているかも知れないがハイレベル&ハイテンションなバトル。ロッシはカピロッシに0.5秒もの差をつけてトップでチェッカーを受けた。
レース後の記者会見でYAMAHAのバイクはイイ!と話していたが,あれはリップサービスだと思われる。レース中(予選中)にもそれとなく気付いてはいたがリザルトをみて驚いたことは,ロッシのバイクは決していい状態ではなかったということだ。レース中のファーステストにロッシは一度も記録されていない。ファーステストはカピロッシ,続いてジベルノーとDUCATI勢,さらにホンダのペドロサ,メランドリが続いて,ロッシは5番時計に甘んじる。またトップスピードに於いてもトップのカピロッシ333.5Km/hから遅れること8番手329.3Km/hとなっている。ちなみに直線番長玉田選手は4番331.0Km/hである。ムジェロは1Kmを越すロングストレートを持つコースなので直線が遅いのは致命的なのだ。トップスピード13番手323.7Km/hの中野選手はオープニングラップで3位だったがトップスピードが伸びず順位を落としたと語っていた。そんな中,ラップタイムでもトップスピードでも劣るマシンを巧みに操りレースを組み立て優勝をもぎ取った王者ロッシに脱帽である。(データをみながら気付いたが,3位入賞のヘイデンもパッとしない数字で結果を出している。やるなぁ。ホンダのエースライダーだけある。)
年間ポイントランキングに注目すると,現在トップはカピロッシ,ヘイデンが99ポイント。 ロッシは5位の65ポイント。ロッシがこのまま勝ち続け,ヘイデンあたりが2位を取り続けるというデットヒートで進んだ場合,ロッシがポイントリーダーになるのは7戦後のマレーシアあたりになると思われる。予定が狂えばさらに時期は後退する。シリース後半の日本GPでも年間チャンピオンは決まっていない可能性が高いので今シーズンはいやがうけにも盛り上がるのではないかと期待してしまう。
MotoGPやっぱ今年は面白い。いや来年もロッシがMotoGPに居てくれるといってくれたので来年も面白いだろう!
もう来年の残留発表するなんてよっぽど破格のギャラだったのかねえ。
消費税分だけでも欲しいっすな。
レース後の真矢のコメントには笑った。K社に言いたいこと沢山有りそうなのをガマンして、、ヤマハに戻ってほしいのう。
投稿情報: ぜ | 2006/06/07 11:42
確かアグレッシブとかいってましたね。爆発力はあるんだけどコントロールしにくいとでも解釈すればよろしいですかね?
中野選手,予選でいい線いっているので決勝の成績もそろそろ期待したいっすね。
投稿情報: しげちか | 2006/06/07 17:39