今シーズンの折り返し地点となるイギリスGP。まずは予選から。今回の予選はルーキー組の好調に対しベテラン組が低調でグリットを下げたように見受けたられた。というのは、ドニントンサーキットはノリック曰く前半の連続高速コーナーに対し後半はでストップ&ゴーと全く性格の異なるコースだそうで、バイクのセッティングが難しいサーキットなんだそうな。前半向けにセッティングするとタイムはでるが後半のバトルポイントで弱い。コース後半バトル向け仕様にするとタイムが出ない。ベテラン組はバトル指向なのでタイムに繋がらないということではないかと邪推する。
公式練習・予選と常に好調だったペドロサとストーナーに注目。ペドロサは今期2度目のポールポジション。あと4列目ロッシとヘイデンも要チェック。
ということで決勝スタート。
レース初盤はメランドリのホールショットからトップを走りその真後ろペドロサが肉薄するという展開。途中5〜7周あたりでホッパーがBSタイヤパワーで2位になるもののその後は徐々に後退してゆくといういつものパターンとなった。レース中盤になりペドロサがコース前半の高速コーナー進入でメランドリをついにパス。その後ペドロサはプッシュ!そしてファーステスト更新!そのまま逃げ切る形となりペドロサにとっては今期2度目のポールツーウイン。優等生ペドロサらしい勝ち方をした。
今回のレースの見所は2位争い。ペドロサ独走となったあとの2位グループはメランドリ、ロバーツJr、ストーナが団子状態、その後王者ロッシ数秒遅れで続く状態だったが、ロッシはペドロサに継ぐラップタイムを毎週叩き出しギャップを縮めてゆく。残り10周あたりには2位集団に完全に追いつく。ロッシこの時点で5位。スーパーライテク炸裂で残り4周時点で2位になる。と同時に、同じイタリアンライダーかつ同じ怪我持ちライダーであるメランドリとの怪我人とは思えない程の高次元のドックファイトが始まる。バトルしながら両者ともに自己ベストを更新。バトルは最終ラップ最終コーナまで繰り返されるがロッシがメランドリを押さえ2位でゴール。
http://www.youtube.com/watch?v=tUqKIMSxIAU
注目すべきはポイントランキング、ヘイデンは貯金があるのでまだランキングトップであるが7位という今期最低順位の入賞にて、ロッシの自力優勝の目を復活させてしまった。現在優勝の可能性があるのはランキング1〜4位のヘイデン、ペドロサ、ロッシ、メランドリである。MotoGP最高峰クラスが激戦区というのはホント面白い。
中野選手はマシントラブルが出てまたリアイヤとなった。マシンはまだ枯れていないのか?ポイントランキングでは今シーズンリタイヤのない玉田選手に抜かれてしまった。
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