DNSサーバ管理
自宅サーバをやっとMac OS X Serverのみにした。そして今まで併用していたLinuxサーバの電源を落とした。最後までLinuxサーバで動いていたサービスはDNSだった。Mac OS X ServerにはOSにバンドルされるbind 9.2.2があるので移行は簡単なのではあるがMac OS X Serverならではのサーバ管理という専用のGUIアプリでどこまで細かい設定ができるか怪しく煩わしく思っていたのでずっと手を出さないでいた。しかし地球温暖化防止もとい家庭内電気代節約のためにサーバ管理でDNS設定を行なうこと決心し設定を行った。結論からいうとGUIだけでは今時の設定は無理。どのあたりがダメかというと
まずはnamed.cofのallow-transferやallow-queryの設定はサーバ管理GUIではできない。しかしエディタでnamed.confを編集するとGUI環境と干渉すること無く設定することはできる。GUIではゾーン転送オプションにチェックがはいるがグレー表示となる。まぁエディタで直接編集した設定なので表示としては正しいともいえる。ダメダメなほどではない。このあたりは理解できる仕様だ。
続いてSPFなぞを設定するべくTXT RRに注目してみるとGUIでは全然だめなことが判明した。というかGUIではそもそも$ORIGINに対しての各種RR設定ができない。ここらへんのGUI作り込みはダサイ。GUIではダメなのでエディタでSPFを追加しDNSサーバをreloadするべくGUIからDNSをstop/startしてみる。成功。と思いきやGUI環境がTXT RRをばっさり削除するというおせっかい仕様であることが判明。Mac OS X Serverのサーバ管理GUIではTXT(SPF)対応ができないことが判明した。自宅ではSPF需要は差し迫ってはいないので大問題ではないが今後改善を望みたいところだ。
Mac OS X Serverのサーバ管理で今イチのところはあるが使えないレベルではないので,どうにか自宅サーバの完全Mac OS X Server化を実現した。ついでに書くと自宅サーバはPower Mac G4 Cubeなので小型化・静音化にも成功した。まだやるべきこと・やりたいことはあるのでゆっくりあせらず地道に進めて行こうと思っている。
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