シーズン最終戦。今シーズン初のポイントリーダとなったロッシと8ポイント差で追うヘイデン。最終戦までチャンピオンシップがもつれるという近年稀に見る大混戦となった。すでにGPシーズンも終わり1ヶ月も経っているのでのっけから結果を書いてしまうが,ロッシは5周目でスリップダウン,最後尾からの再スタートで懸命に走り続けるがタイム刻めず怒濤の追い上げもなく,ヘイデン3位で16ポイント獲得,ロッシ13位で3ポイント獲得となり,ロッシ貯金8ポイントを食いつぶしヘイデンに5ポイント程リードを許し,5年連続最高峰クラスチャンピオンの栄冠をヘイデンに受け渡すことになった。
http://www.youtube.com/watch?v=EQbqYdnK6xA
http://www.youtube.com/watch?v=mwtAWOkwn9I
http://www.youtube.com/watch?v=Mib5qdX9F0Q
実はロッシファンである邪念が邪魔して素直にヘイデンの優勝を喜べなかった。ロッシのスリップダウンも現実として受け止められない。まだレースは終わっていない。そんな気がして,この記事も筆が進まず随分と時間をかけてしまった。
少し頭を冷やす時間もできたのでレースを振り返ってみる。予選でロッシは抜群の走りをした。ところが決勝日のウォームアップではヘイデン2番時計に対しロッシは11番手となっている。明らかにセッティングが出ていない。このあたりにロッシの焦りを生んだ要素のひとつが見いだせる。さらにスタートの失敗。加速中に後からスタートしたヘイデンに抜けれるというダメージも加わる。脱線するがこの時ロッシ真後ろで中野選手はアクセルを緩めてロッシの前に出るのを自粛していたように見える。さらにさらに第一コーナー立ち上がったらロッシの回りにはホンダバイク軍団(w/o玉田選手)が囲っていたという,チームオーダーならぬホンダーオーダーとも言えるロッシに対するテトラポット対策。
タラレバではあるが今思うと,ドガ+BSのドンピシャ!セッティングが勝つことが分っていたのであれば,ロッシは焦ることなくホンダ波消しブロック軍団の中で揉まれていてもチャンピオンを獲れていたんだと思う。ロッシはなんで転んだか分らないとコメントしていたが確かに無理している風には見えないのでそう見える。でも微妙なメンタルの乱れがゴットハンドを狂わせたのではないかと邪推せざるを得ない。
最終戦だけで言えば,セテの代役としてワイルドカード参戦し優勝をかっさらったトロイ・ベイリスは凄いと思った。現役MotoGPライダーの鼻っ柱もプライドもへし折る走りには感服した。しかもBS初体験だという。爪のあかを玉田選手に煎じてあげたいくらいだ。冗談はさておき,今シーズンを振り返ると,未練がましいがシーズン2勝しかしていないいないライダーがチャンピオンになるよりは,シーズン5勝したライダーにチャンピオンを獲って欲しかった。
来シーズンは中野選手がコニミノで走る。ロッシ&中野を応援するぞ。がちんこ壮絶バトル期待してるぜ!
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