午後1時から試験本番に備え,近くの非公認練習場にて40分間自己練習。マイブームのフルロック8の字に没頭。俺にとって一番練習効率が高い練習方法。ちょbitミスっただけでラインが乱れる。難しいけどやりがいがある。一本橋,スラローム,制動よりも集中して特訓。調子も出て来て8の字完璧!俺って天才!?フジガスならぬシゲガス?と思い始めた矢先8の字中にバランス崩してコケる。立ちゴケに近いが自信喪失。その後の練習でも集中力を欠き一本橋練習も脱輪連発。メンタル面ヤバいと焦り始めたあたりで練習時間終了。不完全燃焼のまま試験場に移動し本番。
受験番号は23番。つまり大型二輪MTの受験者が23名いるということ。そのうち初受験が3名。初めて受ける人は最後に回されるので自分は20番目になる。聞き慣れた説明を受けてからコースに出て順番を待つ。待ち時間人様の走りを観察。俺的には合格かと思っていたライダーに対し「発着点へ戻れ」コールがかかる。本日の試験官採点厳しッ!
そのあとメリハリ抜群なライダーが完走し見事合格した。俺は本日のポイントはメリハリだと見切った。さらに合格したライダーは白のジェットヘル,ブーツの中にスボンを入れていた。俺は白のフルフェイスなのでヘルメットは真似できないが,ジーパンをブーツの中に入れ込み待機。いよいよ自分の番となった。
本日の試験車両は1号車。銀色のCB。府中試験場には自分が乗った範囲では3台の試験車両があり。1号車・2号車がCB。3号車はSUZUKI。今迄の経験では1号車が一番乗り易い。試験官に「おねがいします!」と好感色をアピールしコースイン。一本橋11.1秒。自己ベスト更新。スラローム,波状路,快調。前回足付きしてしまった踏切直後の左折もバッチリ。短い直線でも直線ならばフルフロットル。コーナー手前はキッチリポンピングブレーキ。右折はゆっくり。左折はコンパクトに曲がる。とにかく大げさなまでの安全確認とメリハリをしまくり,ターニングポイントとなる短制動区間。前回より加速控えめギアは4速にはせず3速,40キロ強をキープしながら制動開始。いい感じでとまる。「発着点へ戻れ」コールがない。次の瞬間もしかして合格?と邪念が沸き出し,その後の走りが浮き足立った。坂道発進でギアがニュートラルなのに気付かずブレーキ解除。ちょbit後退。これって合格じゃなくて完走したけど不合格?と頭の中パニック。ギアを入れ直しメリハリだけ意識して残りの外周を回りゴール。バイクを止め。試験官のところに向かい講評を得る。
「何回目だ?」と試験官。「9回目です」と俺。
「どこで練習した?」「杉本です」
「何回練習した?」「いつも試験の前に練習していたので9回です」
「下手だなぁギリギリ合格」「ありがとうございます」
「さっき合格したヤツ方法がウマかった。もっと練習しろよ」「はい,わかりました」
ということでやっとあしかけ5ヶ月9回目にて念願の大型自動二輪MT一発試験をパスした。
振り返れば普段の乗っているWAVEはクラッチの無いロータリー式ミッション。二ーグリップもできない。試験車両とは排気量6倍、車重も倍違う。さらに40という年齢ハンデもある。途中もうダメかと思い大型二輪ATにしようかと方向転換を考えたときもあったが初心を貫き合格できたのは正直嬉しい。
大型バイクに乗りたいとは今でも思わないが,限定解除(大型二輪MT一発試験合格)した自分へ皮つなぎ(革ジャンじゃなくレーシングスーツ)を(稟議が通れば)ご褒美してあげようかと思っている。
とうとうやったね!
オメです、何歳になってもチャレンジは大切。
是非自分へのご褒美を認めてもらえるようにがんばってください。(多分却下?)
投稿情報: ぜ | 2006/12/15 16:08
あざーっす!
翌日から大型バイクばかりネットサーフィンするようになっちゃってます。
投稿情報: しげっち | 2006/12/16 23:53