Tiger(Mac OS X 10.4) ServerにバンドルされるWebサーバはapache-1.3.33だ。apacheバージョン2でないのはLeopardまでのお楽しみとしても最新版apache-1.3.37ではない1.3.33を使い続けるのは精神衛生上よろしくない。しかし素のapacheをインストールしてしまうと「サーバ管理」にてお手軽なお守りができなくなってしまうので安易にインストールはできない。
そんなジレンマを持ちずっと自力インストールを見送っていたがお気楽インストール手順を発見したので紹介してみる。
そんなジレンマを持ちずっと自力インストールを見送っていたがお気楽インストール手順を発見したので紹介してみる。
用意する物は最新版apache-1.3とmod_ssl。今回はapache_1.3.37.tar.gzとmod_ssl-2.8.28-1.3.37.tar.gzを用意した。そしてAppleが公開している宝箱からapache-683.tar.gzをゲットするのがポイント。apache-683.tar.gzを展開すると古いapacheとmod_sslが入っているので差し替える。
そしてコンパイルはmake一発で完了する。Makefileを覗くと何も考えずにmake installすると既存ファイルを上書きしそうなので臆病者の私はバイナリファイルのみインストールするようにピンポイントインストールを試みた。
tar xvzf apache-683.tar.gz cd apache-683 rm -fr apache* mod_ssl* curl -O http://www.ring.gr.jp/archives/net/apache/dist/httpd/apache_1.3.37.tar.gz tar xzf apache_1.3.37.tar.gz mv apache_1.3.37 apache curl -O http://www.modssl.org/source/mod_ssl-2.8.28-1.3.37.tar.gz tar xzf mod_ssl-2.8.28-1.3.37.tar.gz mv mod_ssl-2.8.28-1.3.37 mod_sslこんな感じ。そしてMakefileを修正。
% diff -u Makefile.~1~ Makefile --- Makefile.~1~ 2005-03-03 05:26:21.000000000 +0900 +++ Makefile 2007-01-14 20:24:53.000000000 +0900 @@ -17,7 +17,7 @@ # Automatic Extract & Patch AEP = YES AEP_Project = $(Project) -AEP_Version = 1.3.33 +AEP_Version = 1.3.37 AEP_ProjVers = $(AEP_Project)_$(AEP_Version) AEP_Filename = $(AEP_ProjVers).tar.gz AEP_ExtractDir = $(AEP_ProjVers) @@ -27,7 +27,7 @@ #mod_ssl mod_ssl_Project = apache_mod_ssl AEP_mod_ssl_Project = mod_ssl -AEP_mod_ssl_Version = 2.8.22 +AEP_mod_ssl_Version = 2.8.28 AEP_mod_ssl_ProjVers = $(AEP_mod_ssl_Project)-$(AEP_mod_ssl_Version)-$(AEP_Version) AEP_mod_ssl_Filename = $(AEP_mod_ssl_ProjVers).tar.gz AEP_mod_ssl_ExtractDir = $(AEP_mod_ssl_ProjVers)もしかするとこの作業は必要ないかもしれないが紹介しておく。
そしてコンパイルはmake一発で完了する。Makefileを覗くと何も考えずにmake installすると既存ファイルを上書きしそうなので臆病者の私はバイナリファイルのみインストールするようにピンポイントインストールを試みた。
make cd /tmp/apache/Build sudo make install-programs install-support install-binsupport残る作業は「サーバ管理」GUIからWebサービスを再起動するだけ。 以上でMac OS X Server準拠のapacheを更新することができた。
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