スペインGPが終わり一週間が過ぎた。レース観て色々思うところがあったが駄文がまとまらず書きかけのまま時間ばかりが過ぎてしまったので手短に雑感を書きとどめることした。
リザルトはロッシ執念の優勝。駆け引きなしのレース展開ながらペドロサを千切れずにきっこうした状態が終盤まで続いたのは地味ながら激しい精神戦と映った。最後は神ロッシの精神力がペドロサを打ち負かしたとみえた。リザルトみてロッシがやっぱ神だと思ったのはレース中のトップスピードが15番手(269.9Km/h)にも関わらずFastestを獲るし優勝も獲る。ちなみにペドロサは5番手(272.9Km/h)。ホンダの中で一番速い。絶対に小柄な体で得している。なお今回の直線番長はストーナ(277.6Km/h)。前回に続き直線番長2連続。
中野選手はイマイチな成績に終わった。予選7番手だったのでスッゲー期待したが前回と同じ10番でゴール。決勝当日の朝のフリー走行で転倒したのも響いたと思うが一桁入賞への見えない厚い壁がある感じだ。チャタリング問題があるようだが,同じホンダサテライトであるエイリアスやメランドリはマシンブルブルさせながら走っている映像からヤツらもチャタリングは出まくっていると思われる。ヤツらのように割り切って責めつづければしまえば克服できてしまうのかもしれない(無責任発言)。
重傷なのはヘイデン。ハッキリ言ってスランプ状態。990cc時代はヘイデンのハイパワーマシンで向きを変えるライディングスタイルがあっていたのだと思うのだが,800ccになりパワー落ちたため以前より繊細なマシンコントロールを要求されるようになったと思われる。ナチュラルスライドというか慣性ドリフトというかとにかく素人には想像すらできないがハイレベルなライテクが必要なのに違いない。よってアメリカンテイストなケンタッキーキッズには試練の場となっている。へイデンにとっては今まで経験しなかったライディングスタイルの大改革時期に迫られていると邪推する。
次の戦いの場となるトルコのイスタンブールサーキットはテクニカルサーキット。コーナーを制するものが勝つ。ロッシ,ペドロサは順当にトップグループを走るに違いない。ホプキンズも出てくるかもしれない。個人的にはそこに中野選手も絡んで欲しい。きっとスリップの奪い合いでハイスピード&ハイレベルなバトルが繰り広げられるに違いない。嗚呼,今から楽しみだ。
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