タイムアップギリギリで大渋滞が発生するのはタイヤ本数に制約がついた新レギュレーションの功罪か?中野選手映像は1コーナー入り口でマシンを暴れさせていたことまでは確認できたがその後コケたようで12番グリッド。ロッシはこの事態を予測していたのか早めにアタックし誰にも邪魔される事なくサックリポールポジション獲得というのが予選結果。
決勝戦ではGP125を戦うKOYAMAXこと#71小山知良選手が久々の表彰台!嬉しいじゃないか!モーターサイクルショーにてKOYAMAXはKTMは直線速いし,スペアマシンあるし,専属シェフの作る飯は旨いしと昨シーズンとは全く異なるチーム体制を評価していた。とてもやる気に満ちたトークをしていたのが早速結果に現れて来たと感じた。
KOYAMAXモーターサイクルショーにて
続いてMotoGP最高峰クラス決勝
であるがポールポジションを獲ったロッシはホールショットこそ獲ったものの勝てなかった。10番手。かなり痛い負け方。徐々に順位を落としているのでエンジンが逝くんかと思ったがそういう問題ではなかった。映像を見る限りロッシは少なくとも4度ミスしていた。最初のミスは高速コーナ曲がりきれずにオーバーラン,次のミスはブレーキングと行った感じでいつものロッシと別人のように集中できていないように感じだった。ただ序盤に戦列を離れたコーリンがオープニングラップからもの凄い勢いで順位を下げていたのことから邪推するとヤマハワークスマシンに共通する何らかの問題がありコーリンはレース始まってすぐに順位を下げる結果となったが,神様ロッシは神業ライテクでカバーし続けたものの集中力維持できなくなりミスを誘発するようになり順位を落とす結果になったということも考えられるのではないかと思った。妄想を続けると予選では調子いいのに決勝ではズルズルというのはMIタイヤの他にもフレームの剛性が強すぎということはないだろうか?つまり超ハイグリップ予選用タイヤを抑えつけることができる高剛性なフレームだがレース用タイヤだと剛性が高過ぎて適度によじれず曲がらない止まらないマシンに成り下がるということではないかと。。。ちなみにDUCATIのフレームは剛性力を調整可能なのでタイヤの性格がかわっても対応できてしまう。。。
レースを制したのはストーナ。今季早くも2勝。最高に乗れている。ストーナは別格としてもBSタイヤ勢も素晴らしい結果。1〜6位までをBSが占めたというのは快挙じゃないかと思われる。
あまり目立たない話ではあるが今回予選12位→決勝13位と成績の奮わなかった中野選手はレース終盤に自己ベストを更新している。地味ながら一生懸命アタックしている証だ。次回上海GPでは1桁入賞を期待したい。
次の上海サーキットは長い直線があるしアジアなので,直線有利なDUCATIとアジアの路面に強いBSタイヤは無条件に優利となる。つまり圧倒的にストーナ優利な状態。ヤマハワークスはトルコGPで新エンジンを投入したというがマシンがうまくまとまっていないのは自明なのでどこまでマシンを仕上げてゆくかがここ2週間の最大の課題となるのだろう。ホンダワースクはヤマハワークスよりも明るい兆しがありそう。スズキ・カワサキはBSを使っている分ヤマハ・ホンダより現時点で優利といった印象がある。どうなることか楽しみだ。
昨シーズンのストーナマシン
オンボードを見てると、3位にあがったあたりから、Rタイヤ右サイドがブローしてるようにも見えるす。
抜かれる場所も右コーナーとその立ち上がった先だった様にも見えたな~
非常に残念ナリ・・・
投稿情報: ぜ | 2007/04/24 16:18
俺もRタイヤ片側がボロボロになっているの見た
ミシュランはホンダ・ヤマハ両ワークスから呼びつけられて「説明しろ!」と凄まれているのだろうか?
上海でも同じ結果だとミシュランの立場危ういかもね
投稿情報: しげっち | 2007/04/24 17:23
その後知った情報で、序盤のクラッシュに巻き込まれ11位に甘んじたクリスバーミューレンが欠けたカウルに曲がったハンドル・レバーに鞭打って、最終ラップ直前にFastestを出している。スゲー!そんな感じ。
さらに決勝翌日の居残りテストでも一番時計を出している。バーミューレン侮れない。ホッパーも調子いいし上海でのスズキは要チェックだな。
投稿情報: しげっち | 2007/04/26 09:33