ウエストポイントでの痛い(意味不明)ファンライドの翌日。Xchallengeの下に不可解なシミをみつけた。その日の夜にXchallengeに霜が降り朝解けて落ちた水滴だと思っていたのだが翌日にも同じ場所にシミをみつけた。
不可解なシミ
触ってみると水ではなくヌルヌルしている。「オイルだ!」と気付いた。マシンの裏側(腹側)をみてみると
オイル発見!
オイルがしたたり落ちそうになっている。しかも
しかもドレンボルト!
ドレンボルトからしたたり落ちそうになっている。ボルトに触れてみると指でも回る状態だったので急いで増し締めし応急処置をした。これで一安心。安堵に浸る。
増し締めしたドレンボルトをウエスで拭いてみると新たな事実が見えてきた。なんと
ドレンボルトが削れている
ドレンボルトが削れている。全体を眺めてみると削れているのはドレンボルトだけではなく
アンダーガード全体擦ってる
アンダーガード全体を擦ってることに気付いた。つまり状況証拠と自分の記憶から当時を想像すると,ウェストポイントでジャンプを何度かいや何十回いや百回以上飛んだが,そのうち何度か着地直後に両足首を強打する痛いジャンプでしかもいやなお釣りを食らった。今思うとあれがアンダーガードを直撃していたジャンプだったのでは無いかと思う。Xchallengeのドレンボルトはアンダーガードから少しばかり頭が出ているのでボルトの頭をシコタマ地面に擦りつけ何かのタイミングで緩む方向に回り始めオイルが少しずつ漏れ始めたのではないかと邪推する。リアサスがフルボトムした感じは無かったのだがそれは俺が鈍感なだけだったかもしれない。腑に落ちないのは先月も同じようにジャンプしまくったのに着地直後に両足首を強打する程のいやなお釣りは食らわなかったのに今回は何度も食らったことだ。大きくマシン設定で変わったところと言えばリアサス設定をSOFT→HARDとしたところだ。HARD設定だと1Gではほとんど車高が下がらない程堅くなる。HARDにしたのも関わらずなぜ?どうして?と思うばかりだが,もしかするとHARDは初期作動がHARDなだけでそれ以降はSOFTなのかしれないと思った。Xchallengeのリアサスはエアサス(正確にはエアダンピングシステム)で空気しか使っていない特徴的なサスなのだが,決まった空気容量だけでサスを動かそうとするだから反比例グラフ(入力 X 出力 = 一定)のような挙動しか想像できないので身勝手な想像をしてしまう。取説を読むと「Air Damping Systemのダンピングは路面状況に応じて2段階に調整可能です。」とだけあるだけで挙動についての説明は一切無い。もっと繊細な感覚を持ちでもっと経験し体験学習するしかないのか?
エアダンピングシステム
ちなみにフロントサスの具合を眺めてみると
フルボトム?
フルボトムしていた感じ。フルボトムしてしまうとどんな挙動するか見当つかなくなるのでもうちょい強めに調整した方がいいのかもしれない。などと妄想にうつつを抜かす。
ドレンボルトを増し締めし数時間後にチェックに行ったら垂れるオイルの量は減ったもののオイル漏れ問題は改善されていないことが判明した。Xchallengeピンチである。もしかして入院か?
念のためにオイルの量をチェックしてみると
オイルチェック
オイルの量に関しては問題なく致命的ではないことがわかり安心する。しかしドレンボルト周辺は常にオイルで滲んでいる状態だ。心配でしょうがないのでディーラーに持ち込んだ。(ちなみにドロドロバイクを持ち込むのは気が引けたので洗車してから乗り込んだ。)ディーラーで事の次第を説明し検診してもらうと,ドレンボルトが砂を噛んでいるし,締め付けも甘いということが判明。やっぱ俺の作業は素人だった。プロがオイルが垂れない程度にドレンボルトを緩めた状態でクリーナーで汚れを落とし締め直し,オイル漏れ問題一件落着。プロはアンダーガードを外してから作業をしてくれたのだが,ドレンボルト以上にアンダーガードの組み付けに難儀していた。なぜなら結構ヒットしていたからだ。大きめのプライヤで曲げたりハンマーで叩いたりなどして整形し元に戻してくれた。ありがたや。おかげでピンチ脱出!
ディーラー曰く「もしかするとドレンボルトの座がねが変形した可能性もあるのでしばし様子をみる必要があるがたぶん大丈夫だろう。」とのこと「楽しんで乗ってもらっているので我々も嬉しいです!」と言いお代はなし。いいバイク屋だ!
これでまたファンライドできるぜ!
フォークにストロークセンサを付けたらどうでしょう?分解したときにOリングを入れるかタイラップをセンサ代わりにしている人もいますよね。自分はこれでサスの硬さと突き出し量の判断に使っています。
投稿情報: matt | 2008/01/20 18:26
その後オイル漏れはピタリと止まりました。ラッキー!
土ぼこりの中を走るオフバイクなので天然のストロークセンサーがある程度の目安にはなりますね。タイラップは簡単そうですね。検討してみます。
投稿情報: しげっち | 2008/01/20 20:52