元世界GPライダーのタディーこと岡田忠之氏が次戦のイタリアGPにカンバックする。正確にはワイルドカード参戦なのだがなんと7年ぶりの復帰!しかも同じ41歳のオッサンライダーだ。嫌が応にも感情移入をしてしまう。
GPカンバックの背景には,ここんとこ成績が奮わないホンダワークスの苦しい台所事情があることは間違いない。DUCATIよりマシだろという話はおいといて,ココ数戦はペドロサがどうにかトップグループを走れる程度でヘイデンは予選とスタート以外はgdgd,当然ホンダサテライトも奮わない。ホンダワークスというよりサテライトも含むホンダ陣営ピンチである。直前のフランスGPではヤマハのワン・ツー・スリーという快挙を許してしまった程だった。
MotoGPの開発に携わっている岡田選手はリアルにイタリアGPに参戦し,実践テストをすることで急ピッチでワークスマシンの調整をはかろうというのが目的だと思われるが,事の次第じゃポイントゲットなんてこともありうる。だって,先般の全日本第2戦筑波JSB1000にて軽く走って10位だもんね。
今後のホンダワークスの活躍を占う意味でも岡田選手の走りは注目だ。ホンダとして最後の切り札を切ったと思う。つまり岡田選手にホンダワークスいやホンダの運命が託されていると言えよう。ただ実戦テストして開発にフィードバックしてという行程を察すると結果が現れるのは今シーズン後半か?まさか今シーズンは捨てて来シーズン2009モデルの実戦テストを早くもおっぱじめているのか?
今年はMotoGPでもJSB1000でもHRCは奮わない。HONDAにしては低空飛行が続いている。ライダーの感性よりも技術優先の開発方針が裏目っているのではないかと身勝手に邪推してしまう。もしタディーで結果だせなければ開発方針変更を余儀なくされるだろう。であればヤマハ・カワサキでの参戦経験豊富な現役中野真矢選手の意見を積極的に取り入れ開発に勤しんでもらいたいと思うばかりだ。そうすればワークスだけが喜ぶマシンではなくサテライトも含むホンダ陣営みんなが幸せになる気がしてならない。
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