GWは小林香織ゴールデン・ベスト・スコアブックを傍らに夜な夜なEWIでヒルヒルSAXで練習した。俺の一番のお目当ては NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU(変わらぬ想い) だ。この譜面はすでに怪しげな(?)saxsolos.comで購入済みなのだが,やっぱホンマもんの譜面の方が体裁が美しく読みやすい。具体的にはsaxsolosの方は8ページに及ぶ譜面で見るのも吹くのも大変というかぶっちゃけやる気失せて放置してしまっていたのだが,公式スコアブックは3ページに奇麗に収まりプレイヤーの気持ちを汲んだ作りになっている。俄然やる気も湧く。カラオケCDの仕上がりも良い。原曲CDと全く同じ音源ではないがネットで散在しているMIDI音源よりは遥かに上質なので宅録で活躍すること間違い無し。というか俺は使わせてもらうつもりだ。
厳選素材満載のスコアブックではあるものの天然(ボケ)素材の俺が急激スキルアップすることはないのは周知の通り。
しかし小林香織本人が監修しただけあって本人が楽曲の解説や演奏ポイントを解説しているのはポイント高い。さらにやる気向上する。ただ,万年初級者の俺にはかなりハードルが高い譜面であることにやっとこ気付いた!そりゃ考えてみりゃ当たり前で俺がいきなり吹けたらプロは商売あがったりだもんね。プロが食えるようにウマくならないでいてあげよう(負け惜しみ)。でもこの本はそんな初級者を失望させない配慮がなされている!それは
「小林香織のように吹くためのGUIDE FOR PLAYING SAX」から始まり「GETTING SKILLS FROM SONGS」,「『KIRA-KIRA キラキラ』を徹底攻略!」など百ページ程の書籍の後半30〜40ページを使いサックスの組み立てから始まり,基礎練習,スケール練習(メジャースケール,ブルーノート,ペンタトニックなど),パターン練習,奏法,表現方法までを系統立ててキッチリ解説しているのだ。今まで何冊いや何十冊教則本を買った俺だが,これほど役立つ教則本はないと思った程。このあたりうまくまとまっているのはThe SAXを出しているALSOが出版しているからかも知れないが一言「GJ!」と申し上げたい。この出来なら出版が1月と10日遅れたのも許せる。ぶっちゃけ後半の構成はCANDY DULFER MASTER BOOKのリライトのようにも思えるが後だしである分,良くまとまっていると思う。
書籍で紹介している練習を積めば今は手も足も出ない楽曲のアドリブさえも吹けるようになりそうな気がしてしまう。末永く付き合っていこう!
小林香織……いいですねえ。
知りませんでしたが、初めて聞きました。
一度、生で聞いてみたい。
どのあたりで吹いているのでしょうか?
投稿情報: fkaji | 2009/05/08 06:15
そうなんですよ。いいんです。私も一度,生で聞いてみたいです。
ライブスケジュールは公式サイトに載ってます。
http://www.kaorikobayashi.com/live.html
5月10日のライブは泉谷しげるのバックバンド役だと思うので,その後の東京近郊でのライブに注目したいと思います。
投稿情報: しげっち | 2009/05/08 07:51