HONDAワークスへの移籍が断たれたロレンソはYAMAHAワークス残留濃厚と確信していたが,DUCATIが獲得に向けて動き出しているらしい。(ソース)
記事の中で興味深いのがその契約金,具体的に数字が並ぶと俄然興味が湧いてしまうと同時に説得力も増す。(こんな話に萌えてしまうなんて俺はなんて心が貧しいのだろう。)
まずはロレンソの現在の契約金は200万ユーロ(2.7億円)。そしてヤマハは来年度の契約のために用意している資金が400万ユーロ(5.4億円)らしい。つまり倍増だね。
ちなみに現在最強のライダーことバレンティーノ・ロッシの契約金は
1400万ユーロ(18.7億円)。ロレンソは今季3勝とロッシの6勝程の実績はないが活躍していることは間違えない。表彰台回数はロッシの9回に次ぐ8回。ポールポジション回数もロッシの5回に次ぐ4回。ポイントランキングもロッシの212ポイントに次ぐ162ポイント。ロレンソは現在MotoGPクラスナンバー2のライダーと言って過言ではない。少なくともYAMAHAコンストラクターポイント独走には貢献している。そこでYAMAHAは2倍の契約金を提示しているらしいがご不満らしい。
そこで現れたのがDUCATI。ロレンソ獲得のために650万〜800万ユーロ(8.7〜10.7億円)を用意している模様。そして現在のストーナーの契約金が380万ユーロ(5.1億円)となっている。
ということはDUCATIは未だMotoGPクラスでチャンピオンを獲ったことが無いロレンソに対し,2007年チャンピオンのストーナーよりも高い契約金を支払おうとしている。つまりDUCATIはストーナーよりもロレンソを高く評価しているということになる。
私見としてはDUCATIの契約金は魅力だが現行のGP9には戦闘能力に疑問符がある。ロレンソに図抜けたマシン開発能力があれば結果を導くことも可能だが,すでににメランドリ,ヘイデン,カリオは苦汁を呑んでいるので移籍後の低迷というリスクは否めない。ただ彼らとロレンソの違いといえば悪ガキなところか?ライダーよりもメカニックの強いイニシアチブを持つ言われるDUCATIにて悪ガキロレンソがメカ陣営を攻撃してマシン開発主導権を奪取できれば好天の兆しを掴めるかも知れない。
さぁてどうなるかね?
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