先日カルテット・スピリタスのメモリアルライブに行ってきた。もう最高だった。どこまで良さを伝えられるかわからないがライブの感想を書き連ねてみる。
まずは何がメモリアルライブなのかというとカルテット・スピリタスの4人のメンバー全員が三十代で行う最後のコンサートというメモリアルとのことだった。と書くと回りくどいのわかりやすく書くと,メンバーのひとりであるアルトサックス奏者の波多江史朗さんが40歳になることを記念してのお誕生日会を兼ねたライブが執り行われたのであった。
ライブの形式は通常ホールでのかしこまった形式ではなく,彼らが地方の学校や施設などで行っているアウトリーチ活動,わかりやすく書くと多くの人に音楽(サックス)を楽しんでもらうための出張出前コンサート形式で行われた。あまり都会でアウトリーチをすることはないのでファンの人でも初体験だった方々が少なくなかったかも。ちなみに俺の最初のスピリタスとの出会いが今思うとそのアウトリーチ形式だったかも。
よってライブの中ではサックスの歴史,サックスの仕組み,サックスの種類(ソプラノ,アルト,テナー,バリトン),パート役割などについても,面白おかしく楽しく愉快に漫才のような語りと音楽にのせて進行する。
セットリストはこんな感じ
- スーン(?)
- メンデルスゾーン 紡ぎ詩
- 大きな栗の木の下で(オリジナル,洋風,中華風,沖縄料理風,居酒屋風)
- 森の熊さん(バリトン奏者の東涼太さんの超絶ソロ付き)
- ジャン・リヴィエ グラーヴェとプレスト
- お子様メロディー
- ミッション・インポッシブルのテーマ
大体こんな感じだったかな?乾杯後,メンバーが各テーブルに挨拶に訪れ,気さくに話しかけてくれるものだから,酒も食事も会話も弾み大いに楽しんでしまった。事前にドリンクの他に軽食も用意されていると案内にはあったものの正直期待していなかった。ところが十二分なボリュームでお腹いっぱいになりハッピー!
その後サプライズがあったり,A列車,燃えよドラゴンの追加演奏あったかな?途中から飲みまくったので覚えてないや。また,今まで何度も聞いて聞いて聴きまくったミッションインポッシブルや燃えろドラゴンのCDよりも生演奏方が絶対的に音が良いことを再確認すると共に身も心も痺れまくった。
ところでスピリタスは超絶技巧のプレイヤーばかりなのにみんな楽しく愉快に吹いているが魅力だ。視聴している俺も自ずと楽しく愉快になってしまう。そして音楽っていいなサックスっていいななどとほのぼの感じてしまう。
俺がこれからどんなにサックスを練習してもスピリタスにはなれないのは語るに及ばないがサックスを吹いて楽しむという気持ちは学んで行きたいと強く思った。
いい気になって二次会までついていき
おまけとして消えるか分からないがYouTubeでスピリタスの演奏を発見したので貼ってみる。
スピリタスのまっとうな楽曲をYouTubeに増やしたい今日この頃だ。
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