iTunes10が出た。何がかわったかはジョブスのKeyNoteを眺めれば分かるので深く触れないが,ひとつだけ気になったことがあったので突っ込んでみたい。 iTunes9以下とiTunes10で決定的にかわったことはアイコンだ!
iTunes 9 (before) | iTunes 10 (after) |
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なんとアップルはiTunes 10を出すにあたってアイコンデザインを変えた。今迄も時折アイコンの色は変化してきたが登場依頼ずっと使っていた歴史のあるアイコンを捨てたのだ。ということからiTunes 10に対するアップルのやる気?本気?を感じずにいられない。
おそらく今迄のアイコンではこの先やり辛くなるという経営的(?)判断があったのだろう。察するところ「CD」を模したアイコンではないだろうか?振り返ればiTunesが出た頃は手持ちのCDをリッピングしてライブラリを作りましょう!的なノリで主人公は「CD」だったが,iTMSの登場により楽曲はCDをリッピングするよりオンラインでポチっと購入するということを具現化し成功を収めた。ということから,CDの存在価値は薄れてきていると判断したい。というかもう物理メディアに捕らわれないコンテンツの流通を行なうためにもCDアイコンは邪魔だったんじゃないかと。新(Apple)TVはストリーミングで映像配信するらしいし,そのために巨大データセンターも建てた。つまりナガレモノに特化してゆくためにもアイコンを変更したと邪推した。さらに妄想を飛躍させるとそのうちiTunes 10アイコン内にある「♫(音符)」マークも邪魔になるんじゃないかと思う。まぁ現在のメインコンテンツは音楽かもしれないが,既にiTMSではAppが買えたり本が買えたりしているし,今後,映像コンテンツの流通が盛んになってゆくと「♫」の座も存在意義も危うくなるかもしれないね。
ともあれiTunes 10にはPingというiOSに続くネットワーク屋を惑わす名称のサービス始めているが,現時点で個人的なインパクトはそんなことよりアイコンの変更の方がでかい。
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