「Dust to Glory」というBAJA1000(世界最長のノンストップオフロードレース)のドキュメント映画が7月下旬に日本で公開されるらしい。個人的には「Faster」よりも親近感を覚えずにはいられない。
というのは,オフロードであること,その昔XLR BAJAに乗っていたことに加え,学生時代大変お世話になったバイクチームの師匠たちがBAJA1000に出場したことなど所以は深い。
BAJAヘッドライト
ちなみに写真のBAJAヘッドライト(ちなみにBAJAはバハと呼ぶ)は,BAJAモデルの最大の特徴である。なぜ持っているかというと,ご覧の通りゴツく大きい,つまり重たく取り回しというかハンドリングが悪くなるので、納車と同時にXRのフロントと小さな(NSR250の)ヘッドライトに交換したのだった。この頃毎週のように林道バトルを楽しんでいて前車の巻き上げる砂利でヘッドライトが割れる確率を下げたという別の理由もある。ちなみに交換した小型NSRヘッドライドでも3回くらい割れた。確かひとつ7千円くらいしたので学生の財布には痛かった。このあたりを語り始めるときりがないのでこのくらいにしておくが,何度か引っ越しをしても何故か手放せず未だに持っている。
BAJA1000ドキュメント映画の存在を知ってしまったとたんに,一刻も早く観たいという衝動に駆られ始めた。調べてみるとアマゾンでUS版DVDが入手できそうだ。
健全なモータースポーツの発展を願い「1-Clickで買う」してしまった。
観ました。VLCでいきなり観ることができると思ったが甘かった。パソコンのDVDドライブのリージョンを変更にする必要があった。(あと4回変更可能)
字幕(subtitle)を英語を出すようにして視聴開始。ドキュメント映画なので字幕が追いつかないというか読み切れない程のスピードで流れてゆく,映画俳優でない人たちが喋るので全然聞き取れない,字幕も読めないという状態。3分くらい観て「あぁ映像を楽しもう」と気持ちを切り替えた。
映像に注目すると元スーパークロスチャンピオンのリックジョンションが出ているではないか!あんたも中年になって太くなったっね。マリオアンドレティーもいる。じいちゃんなのに何という走り!ライダーのヘルメットにつけたカメラ映像もある。ライダーの視点で映像が流れる。スピード感と緊張感が伝わってくる。コーナ毎に先を予測する自然との駆け引き。開けるべきか?閉じるべきか?パーシャル(このまま進入するべき)か?瞬間で判断し行動しなければいけないライダーの葛藤が排気音から伝わってくる。まさにエンデューロレースならではの光景だ。自分がエンデューロレースに出ていたときイメージとが脳内でオーバーラップ。それだけでアドレナリン出まくり。そんな感じ。
バギーの遠慮の知らない走りはどうも興ざめするところがあったが,あれもBAJAなのだろう。
BAJAを文化として根付かしてしまう人々の努力とバイタリティーに脱帽。
今後,英語の勉強教材として繰り返しみる予定。
投稿情報: しげちか | 2006/05/25 07:23