Mac OS X 10.5 LeopardにはRuby on Railsが標準で入っている。Rails自体はコマンドライン動くので好みのターミナルと好みエディタさえあればすぐに開発ができる。RailsはMVCという概念に基づきModel,View,Controllerが融合しアプリを形成する。簡単に言うとひとつの動作を組み立てるのに3つファイルをいったりきたりしなければ作れない。つまりすばらしい概念を実現する為に面倒臭いファイル切り替え操作を幾度となく行なわなければいけないのだ。
日頃Emacsを愛用する俺は当初当然のようにEmacsで開発を試みたが,ものの3分で挫折。やっぱMVCファイルの切り替えが拷問とも思える程に辛い。その後試したのはTextMateだ。本家のscreencast(必見)でTextMateを神業のように扱うシーンに痺れ脊髄反射で使い始めた。もちろんTextMateはターミナルからeのみで起動するようにした。MVCの切り替えの軽快さったらこの上ない。素晴らしい。俺もハッカーになれるかもという気持ちにだけはさせてくれる。しかし日本語が全然通らない。これじゃぁ使えなしハッカーにもなれないとTextMateはもとよりRails遊びからしばらく手を引いていた。
再びRails遊びをしようと思いググってみたらTextMateを日本語対応させる情報をさっくり発見!さっそく試してみた。
http://hetima.com/textmate/index.html
すべてはこのページで解決した。CJK-Input.tmpluginにて日本語入力が可能になった。そしてForMateKonaVe.ttfにて日本語の表示がまともになる。これでTextMateを使わない理由は無くなったとばかりRails遊びを始めたところ次ぎなる問題が立ち塞がった。スニペット(Snippets)が効かないのだ。
スニペットとは定型のキーフレーズを短縮登録できる機能で,例えばhabtm[TAB]と打ちこむとhas_and_belongs_to_manyに展開されるという機能だ。しかし自分のRails環境では動かない。なぜだろうと一週間悩み続けてやっと解決した。
答えはTextMateの言語設定がRuby on RailsじゃなくてRubyになったままだった。言語設定をRuby on Railsにしたらいとも簡単にスニペットが動き始めた。コンマ一秒だけハッカーに慣れた気がした。どうやらデフォルトではRubyとなっているようである。通りでいくら短縮文字列+[TAB]を押してもインデントが深くなるだけで何も起こらなかったわけだ。納得。一時は全く旨くいかないのでキーコンビネーションが悪いのかと[]+[TAB]押したりして次のアプリに画面かわったりしてまさに面食らっていたりしたのは秘密だ。
色々ハマったもののどうにかRails統合開発環境が出来上がった。Railsの本は色々買い漁ったしWebもみまくったつもりではあるが,まだまだ分からないことだらけ。ひとえに自分の理解不足なのだが地道に楽しくプログラミングしたいと思うのであった。
その後emacs-railsというemacs用のrails言語セット(?)をみつけ,ちょbit使ってみたがやっぱTextMeteのお手軽さには敵わない気がする。目下お試し期間中のTextMateが騒ぎ始めたら熟慮したいと思う。
ちょうど今日帰りに寄った本屋さんでRubyの本を見てちょっとやってみようかなと思っていたところです。私も試してみたいと思います。
投稿情報: きざわ | 2008/02/01 22:17
いい本があったら教えてくださいね。ただ昨年12月にRails 2.0が出たのでRails 2.0で遊ぶには追従できていない本が多いかと思われます。
WindowsやLinuxだとIDEはEclipseになりますかね?DBはsqlite3がお手軽っす。
投稿情報: しげっち | 2008/02/01 23:02