有名なコークスクリューコーナーを持つラグナセカサーキットがアメリカGPの舞台となる。
FP,QFとまたもストーナーの独り舞台で4連続のポールポジション。ロッシは2番グリッドとなっているがストーナーから遅れる事0.447秒とかなりのギャップがある。3番グリッドは地元ヘイデン。とりあえず地元で花を咲かせた。
中野選手はFPは常に上位を名を連ねていたので久々の予選2列目を期待したが予選終盤で履いたタイヤがあわなかったのか転倒し4列目という苦しいグリットとなった。チームメイトのデアンジェリスもほぼ同時刻に同じように転倒した。グレシーニはBSのハズレ予選タイヤをひいてしまったようだ。
アメリカGPもストーナーの一人芝居で終わってしまうのか?視聴者としてはそれはつまらないと内心抱きつつレッドシグナルブラックアウト(=決勝スタート)。
中野選手が4列目からの好スタートをしてくれることだけを願ってスタートに注目していたが並のスタートに終わった。トップグループはオープニングラップからストーナーとロッシの激しいバトル。レース終盤まで見所満載のバトルとなった。ストレートスピードにはストーナーのDUCATIに多少の部がありホームストレートから1コーナーまでの間でロッシを抜きさるのだが,ロッシがブレーキングや切り返しでストーナーを捉え抜き去る。今シーズン一番の好バトルだと思った。
興味深かったのはストーナーのDUCATI GP8。ロッシのYAMAHA M1よりも暴れているのに対等に戦っていたからだ。コーナーのライン取りもワイドになりがちなのにロッシの背後にピタリとつけている。そしてコーナー出口ではストーナーの方が前を走るロッシより早くアクセルを開けていることに驚いた。暴れまくるマシンをストーナーの斬れたライテクで走らせているのではないかと邪推した。そして両者の好バトルの結果はマシンの状態通りになり,ロッシがストーナーの4連覇を阻止することとなった。3位は前戦でレインマイスターぶりを発揮したバーミューレン。バーミューレンは雨やコークスクリューというようなトリッキーなコンディションに強いのかもしれないと思った次第。
中野選手は序盤からトースランドにブロックされた形でセカンドブループから徐々に離れるふいんき(←なぜか変換できない)。リザルトは不本意な10位。レース敗因はトップスピードに違いない。1㎞近いストレートがあるのラグナセカでトップスピードは最大の武器となる。しかし中野選手の直線番長ランキングは最下位。これは痛い。それでもベストラップランキングでは7位であったので限られた条件ないでは大健闘したと思いたい。
1ヶ月あまりの夏休みのあとにMotoGP後半戦が始める。それまでの間にグレシーニにニューマチックエンジンが供給されるのか?期待したい。さらには早くもストーブリーグが始まっていて,夏休み明けにもDUCATIには動きがあるようだ。
http://www.skyperfectv.co.jp/sports/motor/motogp/news/080725-01.html
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投稿情報: しげっち | 2008/07/30 22:05