チャリトレでシロクマパンまで逝ってきた。正確には「パン工房 シロクマ」のことで埼玉県越生町にある小さなパン屋さんなのだが自転車乗りの中では有名なパン屋ということを最近知った。調べてみるとシロクマパンまで自宅から往復100キロを越える距離で,その道中には物見山という軽いヒルクラムもあるらしいので初心者の俺に最適なルートと勝手に判断し向かった。
今回のチャリトレの秘密兵器はGarmin Forerunner 310XTだ。俗に言うGPSセンサー。チャリヲタは迷わずEdgeシリーズだろうが,俺は時計タイプのForerunnerシリーズを選んだ。iPhone4もGPS内蔵してるのでいつものでRunKeeperでいいじゃないかと思われるかもしれないが,310XTはRunKeeperよりも楽しいデータをとってくれる。310XTにはハートレート(心拍)やケイデンスに対応し走行中の様々な情報を収集してくれるのだ。これはiPhone4じゃマネできない。ちなみに心拍計は胸に巻く細いベルト状の帯を巻く。後からみるとブラジャー。ブラ男だ。ブラリーマンだ。だから優しい気持になれる!というのは保証の限りではないが,これにより胸から心拍を取得し無線で310XTと連携する。ハートレートセンサーを胸に卷き,310XTを腕時計のように装着すればジョギングやウォーキングでも利用することができる。50m防水なので水泳でも利用できる。ただし水中で心拍計は機能しないらしい。プールで泳いでいるといつも今何回往復したか忘れて自分だが,今後はLAPボタンを押せばタイムとともにLAP数を勘定してくれることになる。このように色んなスポーツに対応しているあたりがマルチスポーツ対応モデル310XTであるR。
脱線してしまったがケイデンスとはチャリトレ初めて知った言葉で,車やバイクでいうところのタコメーターのようなもので,1分間に何回ペダルを漕いだか計測するための装置だ。自転車のペダルに取り付ける。またスピードセンサーというのもありこちらは後輪に取り付ける。細かい話だが世の中のサイクルコンピュータは車輪の外周を手入力し走行距離やスピードを表示するようだが,310XTは外周の入力はGPS移動距離から自動計算する。ケイデンスはこれらのデータを受信しその小さな液晶画面にところ狭しと表示する。レイアウトはカスタマイズ可能となっており,例えば,現在の時速,心拍数,ケイデンス,さらには消費カロリーをリアルタイム表示できたりする。310XTはiPhone4よりバッテリーが持つのが頼もしい。カタログによるとフル充電で20時間連続稼働するらしい。実は310XTを南アフリカへ携帯すればいつどこでどんな地形をどんな心拍数で走ったかなど記録できる道具として役立つのではないかと画策し円高の隙をみてWiggleにてポチッた。310XTにはさらにランナー・ジョガーのためのフットポットというNIKE+センサーのようなものを用意していたり,チャリヲタのためのPower Meterセンサーにも対応したりする。パワーメーターの取り付けにはハブをかえたりペダルを変更するなどの大仕掛けになるし円高とはいえ高価なようだし,チャリヲタではないと思っているので見送った。
いつものRunKeeperはこちら。RunKeeperは経験上100キロを越えるとアプリもブラウザも非常に扱いづらくなるのだが,アプリもサイトもなんらかの対策をしたのかアプリはデータの抜けがなくなったようだし,サイトはブラウザが落ちるようなことはなくなったようで,以前よりは使えるようになった。
そして初披露のGarminの結果。
Garminも専用サイトを持っていてトラッキングデータを流し込みお手軽に解析できるようになっている。地図がGoogle Mapというのも好感度高い。
どちらもいつも(?)の彩湖からほぼ同時スタートしゴールしたときにストップした結果となっている。折角なのでそれぞれの値を比較してみよう。
項目 | RunKeeper Pro | Garmin Forernner 310XT |
---|---|---|
タイム | 5:15:27 | 4:08:29 |
距離 | 107.19km | 105.19km |
高度上昇値 | 1,261m |
439m |
カロリー | 3,483 | 2,471 |
平均スピード | 20.35km/h | 25.4km/h |
最高速 | - | 58.0km/h |
平均心拍 | - | 146bpm |
最高心拍 | - | 172bpm |
平均ケイデンス | - | 57rpm |
最高ケイデンス | - | 109rpm |
ざっとサマリを見比べただけで如何にGarminが楽しいデータを溜め込んでいるか分かるだろう。時間や高度上昇値の値にひらきがあるのは算出方法の違いと思われる。時間に関してはGarminには信号待ちや休憩などで進んでいないときは自動的に時計を止めるAuto Pause機能があるのでそれなりに短くなっている。高度についての算出基準は分からない。
カロリーについてはGarminの方が正確と思われる。というのは310XTは消費カロリーを心拍数から賢く算出しているからだ。一方RunKeeperは心拍数に関係なく時間や平均速度に比例して単純に算出していると思われる。Garmin Edgeシリーズだと気温なども考慮してさらにヲタなカロリー計算するらしい。
ということで時折もといしょっちゅうデータみながら走っていたためか道に迷った。iPhoneのGoogle Mapを使いどうにかシロクマパンにたどり着きパンを頬張った。感激の味!までは至らなかったが初シロクマパンを堪能した。シロクマパンのTIPSとしては朝の早いうちに行った方が良さそうだ。というのは自分は午後2時過ぎに着いたんだけどほとんど売り切れで悲しかったからだ。当然,噂の「チョコパワー」も売り切れていた。「チョコパワー」があれば感動したかも(笑)。帰りも地味に迷ったがどうになった。次は迷わずにいけると思う。そして「チョコパワー」を食う。〆はいつもの榎本牧場に寄りジェラードを頬張りうしスタンプを溜めた。
最近のコメント