第23回新島トライアスロン大会に参加した。初めてのトライアスロンだ。日頃からそれなりに自転車(バイク)の練習はしていたが,トライアスロンで必要なスイムとランの練習を付け焼き刃的に行い大会に挑んだ。結果は総合254/398位(タイム2:48:44)。完走は出来たが結果は微妙。今後の糧にするため大会レポートを残しておく。
- スイム(1.5km,294位,タイム31:10)
750mの周回路を2周したハズなのにログはうまく録れていないのはちょっと残念。海を休まず1.5キロ泳ぐのも初めて。ウェットスーツ着て泳ぐのも初めて。集団で泳ぐのも初めてとスイムは何かと初めて尽くし。ウェトスーツは浮きやすく進むという情報を得たので袖のあるフルスーツをレンタルした。泳ぎ始めて驚いたのはウェットスーツは噂通り恐ろしく浮くというのを入水チェックで知る。海水だからかも知れないが異様な感覚。
ピストルが鳴りスタート。集団とともに海に傾れ込み,いざクロール始めようとしたら,ウェット効果とあいまって顔を海につけることが恐くなりクロールできなくなってしまった。この場に及んでなんとも情けない限りだが恐い気持を鎮められない。平泳ぎはできたので平泳ぎで誤摩化し進む。平泳ぎでも顔を水面につける事も頭を沈める勇気が湧かないので頭をあげたまま泳ぐしかなかった。息継ぎの際に海水飲んだり,波のうねりで体の水平を保てなくなる度に軽くパニックになる程だった。平泳ぎはクロールより得意なのでクロールスイマーから激しく遅れる事無く泳げていたのだけは幸いだった。
そんな調子で1周し陸に挙りチェックポイントを通過する際に脚の疲労がヤバい事になっていることに気付く。平泳ぎはクロールより脚への負担がかかるし遅いしスタミナ消耗するから2周目はクロールと思い挑戦するものの,やはり恐怖心を拭えない。ただ平泳ぎで頭を沈めることができるようにはなったので,多少ながら体の負担軽減とスピードアップできるようになった。平泳ぎながらクロールスイマーを抜けることもあったが,結局のところほとんどクロールできないまま平泳ぎでスイムを終えるのであった。
- バイク(40km,69位,タイム1:10:31)
スイムを終えウェットスーツのジッパーを下げながらトランジットエリアまで足早に歩き自転車に乗る準備をする。足首が抜けない手首が抜けないとウェットスーツ脱ぐのに難儀し,脱げた拍子に脚をつる。平泳ぎの破壊力を痛感する。脚の筋を伸ばし,そんな時のために用意していたメイタン2RUNを飲み落ち着いてから,五本指靴下を履きバイクスタート!
この日のために用意したエアロヘルメット,ZIPPホイール(フロント404,リア1080)で軽快に進む。空気抵抗軽減のためにシューズカバーする予定だったがスタート直前面倒臭く感じたのでつけなかった。DHバーにつけたDi2サテライトスイッチでシフトアップを行い,最初のクランクで減速するため立ち上がりに合わせたギアにシフトダウンしようと思ったらサテライトスイッチのシフトダウンが働かない事が判明,シフトダウンは間に合わなかったが減速はできたのでどうにか通過,その後重いギアを踏みながら状況整理。DHバー側シフトダウンスイッッチは使えないが,STI側スイッチは問題ない。シフトダウンする際はDHを使わずSTI使う事で回避するようにした。おそらくジャンクションにコネクタが奥まで刺さっていないだけだと思い走行中なんどか触ってみたが改善はしなかった(レース後,更に押し込む事で直った)。それ以外は至って快調。ここぞとばかり多くのライダーを抜いたつもり。
コース中にちょっとした丘を越える必要がある。平坦地仕様の後カセット11-23Tだったが,そのときだけインナーを使う事でやり過ごす事はできた。
周回中ライダーを抜く際は,自己防衛対策として出来るだけ後から声をかけて抜くようにした。後から追い上げてきた自分に気付かず,目の前でふらついたり,突然進路かえたりして落車くらいたくないからね。ただ中には「右から抜くよ〜!」と声かけると急に頑張っちゃってライン塞ぐ人がいたり,抜いた後に禁断のドラフティングして脚溜めてから抜き返してくるライダーもいた。
そう言えば2周目に入ったとき,凄い勢いで抜いてゆくライダーたちがいたので,それとなくスリップに入り禁断のドラフティングでなんとなくツキイチを企てたのだが,圧倒的に速くドラフティングすら出来ないままみえなくなってしまった。あとで調べたら優勝者と準優勝者だった。
脚力の圧倒的な違いを思い知るだけじゃなく。ドラフティングを企てたバチがあたったようで直後にまた脚をつってしまった。ペースダウンしてPowerGel注入し闘魂再注入し走り切った。
Strava的には最大平均パワー(1時間)が210Wと自己ベスト更新できていたので,平泳ぎで経たった脚の割には追い込めていたのかもしれないが,もう少し追い込めたんじゃないかと思う。 - ラン(10km,367位,タイム1:07:03)
トランジションエリアで自転車からランへ切り替え。日差しが強そうだったのでキャップを被る。でもバイクで使ったサングラスは汗で視界悪くなりそうなので残した。
走り始めるといきなりの登りというか激坂(勾配は10%以上あると思われる)。話には聞いていたがキツい。さっそく多くのランナーに抜かれ始める。焦ってオーバーペースになることは避けたかったのでマイペース走る。1キロ程登ったあたりで下りにかわる。ペースはキロ6分。激坂を越えたにしては早いと思ったが苦しくはなかったのでこれ以上ペースあげることはせずキープするよう配慮する。コースは緩やかに登ったり下ったりをしながら折り返しスタート地点に戻ってくる周回路となっていて,全部で3周する。2周までは補給所で水を飲んだり,手元の補給食を摂ったりしてペースは刻めていたのだが,3周目の登りから一気に脚に疲労が出てきた。2RUNは2周目に使ってしまいもう在庫はない。どうにか激坂を登ってからが辛かった。脚が終っているので下りで脚を踏み出す度に全体重+αが太腿に乗り,痛みが走る。痛くてペースをあげられない。痛みを避けるべく一歩一歩衝撃を抑えながら脚を運びどうにか激坂をくだる。緩やかな登りは下り程痛みはないが,ペースはまるであがらない。キロ8分程に落ち込む。折り返しの補給地点で冷えた水を脚にかけたり,頭から被ったりはしたが,脚の疲労も痛みは軽減しない。ゴールに向けての緩やかな下りは痛みに耐えながら歩かずに走った。そう,歩くよりも遅いかも知れないけど走った。ゴールに近づき平坦基調になったところで多くの声援を受け,あと少しと自分を鼓舞し微々たるラストスパートをかけゴール。どうにか初めてのトライアスロンを完走する事が出来た。
以上がレースレポート。レースを終え今後に向けてのタラレバ垂れてみる。
スイムの課題はウェットスーツを着て海でクロールできるようにする必要がある。クロール出来ればバイクとランに脚を残せるし,平泳ぎより速いからタイムアップも狙える。練習の機会を作るのが難しいがやらねばなるまい。スイムであと5分は削りたい。
バイクの課題は更なるパワーアップ。今回最大平均パワー(1時間)が210Wと自己ベストが出たものの285Wを目標にしたい。目標はまだ遠い。バイクでもあと5分は削りたい。あとDi2結線チェック忘れないようにせねば。
ランは課題だらけ。激坂の上り下りに弱いこともわかったのでこのあたりの強化も必要。激坂含んでもキロ6分ペースを刻める脚力をつけランでもあと5分以上削りたい。10キロで1時間が目標。
まとめると3種目それぞれで5分ずつあわせて15分削り,トータル2時間半を目指したいと思った次第。っていきなりハードル上げ過ぎ?できるのか?>俺
PS 裏テーマとして心拍計を装着し心拍データも記録したい。Garmin Soft Strap Premium Heart Rate Monitorを持っているのに30m防水なのを知らずスイムで壊しちゃいけないと思い込み使わずにいた。今さらながら後悔。さらにはバイクだけじゃなくラン風景もGarmin VIRBで撮りたい。ヘッドマウントがいいのかな?チェストかな?ワンタッチでバイクからランに切り替えられればいいけど,今だと天地設定をかえたりする必要があるので面倒くさそう。カメラ2台用意すればいいのかな?
さらにはGarminライブトラックとかでリアルタイムにデータ晒せると面白い気がするけど,トライアスロンでの経験は今回しかないので色々情報収集しつつ,気負わずテキトーにやっていければと思う。
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