直前対策
沖縄へは飛行機で自転車を運ぶ。シーコンAEROCOMFORTという最強の輪行バックを使い手荷物として預ける。スポーツ器具ということで長さ制限については免除されるので追加料金無しで預けることができる。重量制限はエコノミーの20kgが適応される(と思う)。自分の場合はシーコンに自転車とヘルメットやシューズなどもろもろ詰め込んでも15kgと20kgは超えなかった。しかし,できるだけ軽くして道中の疲労を軽減したい。そこで気を使ったのが空気入れだ。レースはシマノC35チューブラーに空気を規定いっぱいの160psi入れて走る。使い慣れたフロアポンプを持っていけばいいがかさばるし重いので携帯ポンプを考えるが,携帯ポンプで160psiまで対応しているのは非常少ない。そして携帯ポンプってタイヤの口金付近で力いっぱいポンピングするためにうっかりすると口金を曲げたり壊してしまう危険を伴う。現地でチューブラー逝くのは痛い。密かにホイールバランスしているからなおさら痛い。現地で人様からフロアポンプを借りることも考えたが,160psi対応のフロアポンプである保証もないし,使いやすいポンプを借りることができる保証もない。そんなことを懸念して小型フロアポンプを探しトピークTurbo Morph Gを入手し輪行バックに同梱した。出発前に使い方の予習し現地で本気で使った感想としては160psiまで入れることはできたけど足元フラフラで中々大変だった。もっと使いやすい高価な携帯ポンプはあったが,遠征頻度とコスパを考えると自分はこれで妥協するしかないと思った。
体に直前対策も施した。まずは脚力充電ということで負荷の残る運動を控えた。自分は最低2日あけないと疲労から回復しないお年頃なので,大事をとって4日休足した。さらに生まれて初めて整体に行きみっちり施術してもらった。整体で体のバランスを整えるとともに,レースに向けてパフォーマンス向上を狙ったのだ。鍼をうった後にマッサージを受けた。施術師曰く,上半身は右の筋肉が発達し,下半身は左が発達しているとのことだった。日頃,自分なりにストレッチやマッサージはやっているがプロの手はまるで違い。猛烈に痛い施術が多かったが体をリセットできた気がした。たまたま翌日の某ITイベントで体力測定を行っていたので測ってみたら,からだ年齢20才という判定を受け,実年齢47才の親父は体の仕上がりの良さにニヤけるのだった。
補給食の準備は楽しい。耐久レースには何度か出ているので経験を元に補給食を選定する。レース中にネジ式キャップのジェル飲料は開封しづらいので対象外とし,簡単に開封できるものを選んだ。そして富士チャレで同じ補給食に飽きた経験から味にバリエーションを持たせた。胃腸が元気なレース序盤は歯ごたえのある食材,中盤はジェル,終盤は液体という感じで用意した。サプリメントとしては梅丹2RUN ,アミノバイタルGOLD をジャージポケットに忍ばせ,受付日に試供品としてゲットしたスーパーヴァーム ,Mag-onはスタート30分前に藁をもつかむ思いで服用した。話は前後するが,ドリンクはスペシャルドリンクを作った。ぱっと見アミノバイタルだけのドリンクなのだが,それに激安マルトデキストリンを50gと激安BCAA+Gを30gをCAMELBAKポディウムボトルに混ぜ,高カロリー&疲労回復を狙った。細かいことだが昨年は最高に使いやすいけど高価なCAMELBAKボトルをレース中に捨てるのはもったいないと考え,捨てても痛くも痒くもない雑魚ボトル2本にスペシャルドリンク詰めて走った。ところが,レース時に雑魚ボトルは飲みにくくレース中にストレスを感じる程だったので,今回はケチらず日頃愛用し使い慣れたCAMELBAKボトルを使いストレスなくレースに集中できるようにした。
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