右も左もわからぬままツール・ド・おきなわ市民レース210kmに初参戦し与那関門(=約115キロ地点)にてタイムアウトくらいDNFとなったツールドおきなわ2013。実力不足,不甲斐なさを痛感し今年は完走するという決意のもと,練習し満を持して挑んだツールドおきなわ2014。結果は,昨年より手前の奥関門(約100キロ地点)にてタイムアウトをくらいDNFとなり,またも実力不足,不甲斐なさを痛感することとなったが,来年のツールドおきなわ2015に向けて現状把握と対策という言い訳を書き連ねてみる。もしかしたらこれからツールドおきなわを目指す方にも参考になるかもしれないのでヘタレ記事ながらも記録として綴る。
事前準備
ツール・ド・おきなわ(TdO)2013の与那関門にて足切りDNFくらった悔しさを胸にシーズン序盤からTdO完走を見据えた体づくりやレース活動を始めた。具体的には登坂力のなさを克服するべく,減量,持久力向上,そして坂対策を行った。
減量は,レース半年前の富士ヒル参戦後から開始。富士ヒルでパワーウェイトレシオの重要性を痛感したからだ。炭水化物 on 炭水化物中心の食生活から,高タンパク低脂肪な食生活へ見直し,筋肉を付けつつ体重を減らそうとした。高カロリーな白米は極力避け,野菜とプロテインを摂る。大食漢なのでカサ増しのためにはコンニャクや豆腐で胃を膨らませた。豆腐は絹ごしよりも木綿の方が噛みごたえあるので木綿を選んだ。木綿は絹ごしよりもカロリー多めなのだが白米よりは遥かに低カロリーなのでOKとした。プロテインはザバスが美味しい。でも高価なのだ。グリコのは比較的安価だけど甘党の俺にも甘すぎるのでリピートできず。美味しいザバスの1キロパックは毎日朝・夜飲むと1月持たないので財布に痛い。そこで激安で純度100%のホエイプロテインを採用。ハッキリ言って不味い。でもバナナと無脂肪ミルクとトマトとキュウリや人参などの野菜をハンドブレンダーで溶いてにわかスムージーを作り摂った。その結果,体重75kg(BMI23)から72kg(BMI22)へ,体脂肪率は12%から9%へ絞れた。いっとき70キロ以下になったが体調悪くなったので72kgに戻し甘んじた。
持久力対策として,5月にもてぎ7耐ソロ,9月に富士チャレ300ソロに参戦した。JCRCではシーズン通してZクラス中心にエントリーした。もてぎ7耐ではレース開始早々に落車に巻き込まれ前輪をパンクし走行不能となりリタイア。怪我は大したことなかったのでパンク直せば走ることはできたがお日柄が悪いということでやめた。レース後,佐野厄除け大師に寄りお参りした。富士チャレは9時間以内に300キロ(66周)を走る切る必要があったが,荒天のため8時間半でレースが中断し250キロ(55周)しか走れず完走できなかった。JCRC Zクラスはリザルトの1枚目に残ることを目標にしていたが成就しなかった。
持久力向上を狙ったサプリの摂取も始めた。というのは毎年の健康診断でヘマトクリット値が44%→43%→42%と年々下がっている事実が発覚したからだ。トレーニングのし過ぎが原因かもしれないので対策。具体的には赤血球を増やす。赤血球を増やせばヘマトクリットも増えるので持久力向上につながるに違いないという論理だ。ヘマトクリット値についての説明は割愛するので興味のある方はググっていただきたい。赤血球を増やすには鉄分を増やせばいい。調べたら鉄剤を飲むよりはヘム鉄を摂ったほうが効果的で,さらにビタミンCとセットだとさらに良いということだったので,ヘム鉄とビタミンCを毎日摂るようにした。
坂対策は,TdOの2ヶ月前から開始。市民210kmは獲得標高およそ3千mということから,週末のたびに埼玉有数の2級山岳の白石峠に向かい,タイムはさておき走りこんだ。1日1本から3本,4本,5本と本数を増やしていき,獲得標高3千mに耐える脚力を体得した。
そんな対策のお陰でレース直前のStrava推定FTPは257W。最大平均パワー(20分)は最後の白石練習で280W(=3.89W/kg)と自己ベスト更新し,自分史上最高の体調でレースに備えた。そうそう基本的なことだけど,お酒も極力控えた。どのくらい控えたかというと,レース1週間前・チーム連1週間前からは断酒。レース後の一杯も疲労回復を妨げるから控える。意志が弱いし酒にも弱いので飲み会には極力参加しない。もし参加しても酒を飲まない。休足日と飲み会が重なった時は疲労回復に効果がありそうなクエン酸を多く含む梅酒を選んで飲んだ。よく効くようにロックでね。どの程度かというと,何杯おかわりしたかわからない程。当然,翌日頭痛くなり後悔するのであったw
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