ドイツGPの結果を踏まえて妄想を書いてみる。
電子制御のセッティングがまとまり始めたストーナーはフリープラクティスから手のつけられない速さ。予選でも全く手を抜かずポールポジションタイムを更に削るという頑張りよう。ロッシも一瞬冴えた走りをみせ暫定トップになった時間帯があったが,結局ストーナーが予選を制した。中野選手はどうやらロッシの後ろで引っ張ってもらう作戦を企てていたようだ。2列目に並ぶべるかと期待していたが3列目に甘んじた。ということで決勝スタート!
予選から振り返ってみよう。印象的なシーンは中野真矢選手が自己ベスト更新しながら猛アタック中に,それを上回る勢いでロッシが追い上げ抜き去るシーンがあった。そのときに驚いたのはロッシの駆るM1の立ち上がり加速の鋭さだ。コーナー進入で中野選手の真後ろにつき,立ち上がりで軽く抜いていった。ちょうど中野選手オンボード映像がロッシの背中を捉えていたのだが同じ排気量とは思えない段違いの加速でどんどん離れ背中が小さくなってゆくのにビビった。
対策としてイギリスGPからヘイデンがニューマチックバルブを搭載した新エンジンを投入するので中野選手はヘイデンのお下がりのエンジンをもらえば少しは上位進出の可能性があがるんじゃないかと妄想した次第。
さてイギリスGP開催地であるドニントン・パークは直線が短いサーキットだ。直線が短いということは直線が遅いマシンでも健闘できる可能性がある。つまり中野選手のマシンであってもロッシには負ける事があっても今シーズンのベストリザルトを残せる可能性がある。とういことで決勝の雑感。
やっぱ地元ペドロサは強かった。地元のマジックラインを知っているからしょうがないということにしよう。スーパールーキーことロレンソであるが遂にツキを使い切った感を否めない。開幕からポールポジションを獲りまくったり,両足骨折してろくに歩けないのに一桁入賞をしたりとスーパールーキーぶりを発揮していたが,レースウィーク初日はいつものように大転倒(?)したものの今回に限ってはいつもより打ち所悪くついにドクターストップを食らってしまった。言い換えると最高峰クラスに上がったばかりの頃のホッパーのようにも映る。ホッパーは開幕前の練習で大けがをしてシーズンを棒に振った。ロレンソの速さは認めるがぶっ飛びまくるので他人事ながらいつもドキドキもんで綱渡りをしているようで心配でならない。ロレンソには少し頭を冷やしてもらって十分に体を休め心技体ともにバランスのとれたライディングをして欲しいと老婆心ながら思ってしまう。
さて前戦イタリヤGPから身勝手に大注目の中野真矢であるが
今シーズンはMotoGP雑感をさぼり気味。でも気になったデータをみつけたのでほざいてみる。気になるデータというのは決勝で10位につけた#56中野真矢選手の最高速度だ。
ななんと
イタリアGPムジェロサーキットで公式練習中(FP2)の中野真矢選手がクラッシュした。
Nakano suffers heavy crash in FP2 at Mugello
様態がとても心配だ。映像をみるとウェット路面のブレーキングでフロントから転倒している。しかも体はウェット路面をすべり続けコンクリートウォールに真っすぐ突っ込んでいるようにみえる。カメラ位置からだとコンクリートウォールが邪魔でクラッシュパッドの有無が全く確認できないのが怖い。
公式の記事によると
元世界GPライダーのタディーこと岡田忠之氏が次戦のイタリアGPにカンバックする。正確にはワイルドカード参戦なのだがなんと7年ぶりの復帰!しかも同じ41歳のオッサンライダーだ。嫌が応にも感情移入をしてしまう。
GPカンバックの背景には,ここんとこ成績が奮わないホンダワークスの苦しい台所事情があることは間違いない。DUCATIよりマシだろという話はおいといて,ココ数戦はペドロサがどうにかトップグループを走れる程度でヘイデンは予選とスタート以外はgdgd,当然ホンダサテライトも奮わない。ホンダワークスというよりサテライトも含むホンダ陣営ピンチである。直前のフランスGPではヤマハのワン・ツー・スリーという快挙を許してしまった程だった。
MotoGPの開発に携わっている岡田選手はリアルにイタリアGPに参戦し,実践テストをすることで急ピッチでワークスマシンの調整をはかろうというのが目的だと思われるが,事の次第じゃポイントゲットなんてこともありうる。だって,先般の全日本第2戦筑波JSB1000にて軽く走って10位だもんね。
今後のホンダワークスの活躍を占う意味でも岡田選手の走りは注目だ。ホンダとして最後の切り札を切ったと思う。つまり岡田選手にホンダワークスいやホンダの運命が託されていると言えよう。ただ実戦テストして開発にフィードバックしてという行程を察すると結果が現れるのは今シーズン後半か?まさか今シーズンは捨てて来シーズン2009モデルの実戦テストを早くもおっぱじめているのか?
第2戦はいつも通りの昼間のレース。やっぱMotoGPはこうじゃなくちゃ!
予選はロレンソにみせつけられた。2戦連続のポールポジション。ポールポジションのロレンソと2番グリッドのペドロサのギャップが0.6秒というのにただただ驚くばかり。タイムの出し方もルーキーらしいというか最初の段階でPPタイムなのにアタックしまくりタイムをガンガン削ってしまった。いくらMIの予選タイヤが良いとは言え2戦連続というのは偶然でもなくタイヤでもなくロレンソはただならぬスーパールーキーの証かも知れない。
決勝詳細はさておき雑感を語る。
2008年MotoGPが開幕した。カタールにて初のナイトレースという前代未聞の事尽くし。ライトを持たないMotoGPバイクのためにサーキット全体をライトアップにはじまり,ヨーロッパのテレビ局のゴールデンタイムにあわせるようにレース開始が現地時間23:00という異例尽くめとなっている。ライダー達はこんな境遇で黙ってていいのか?と思うばかりだ。
予選はYAMAHA+MIパッケージがワン(ロレンソ)・ツー(トーズランド)・スリー(エドワーズ)を占めるというこれまた異例。MIの予選タイヤは昨シーズンから定評があるが,YAMAHA+MIパッケージがフロントローを独占するのはここ数年はなかったことではないかと思われる(公式によると2002年ドイツGP以来とのこと)。4番グリッドはDUCATIのエース,ストーナー。8番グリッドがYAMAHAのエース,ロッシとなっている。リザルトはさておき雑感をほざいてみる。
Official Video Action Clip - Commercialbank GP of Qatar
今シーズン初の公式テストがスペインへレスサーキットで行なわれた。オフィシャルタイムアタックというシーズンさながらの予選が行なわれる。ポールポジションタイムを出したライダーにはBMWから新車(おそらくMシリーズ)が贈られる。ライダーに獲っては車をかけた40分間のギャンプルといったところかもしれない。中野真矢選手曰く
開始してすぐに雨が止み、後半は少し乾き始めるという難しいコンディション
最近のコメント