シマノ デュラエース WH-9000-C35-TUを発売と同時に入手し,レース5戦,チーム練習などガチで走ってみたつもりなのでインプレしてみる。比較対象はそれまで履いていたWH-7900-C35-CL
だ。自転車はLOOK 695 SR。
とりいそぎスペックの違いをさらりと紹介。WH-9000は新型,WH-7900は旧型,新型は11・10速に対応して旧型は10速。C35というのはリムの高さをあらわしどちらも同じ35mmという意味。CLはクリンチャー,TUはチューブラーとなっている。重量はWH-7900-C35-CLが1627g,WH-9000-C35-TUが1260gと367g軽い。走るためにクリンチャーホイールはチューブとタイヤを装着する必要がある一方,チューブラーはチューブとタイヤが一体となったチューブラータイヤを履くので,重量面だけじゃなく性能面でも有利となっている。おそらく走行可能な状態での重量差は少なくとも400gはあると思う(ごめんなさい量っていません)。ちなみにWH-9000-C35-TU をご購入の皆様にはもれなくカーボンホイール用ブレーキシューもついてくるのでちょbitお得。インプレにあたってタイヤはどちらにもパンクしにくくレースにも使えると評判の高いコンチネンタルGP4000を履いている。(正確にはCLにはGP4000S,TUにはGP4000チューブラー)。カセットはDURA-ACEの10速を使っている。
群馬サイクルスポーツセンター
群馬サイクルスポーツセンターでのパフォーマンス比較。比較にはStravaを使う。群馬サイクルスポーツセンターの通称「心臓破り」(距離0.4キロ,平均勾配7.1%)での区間タイム。WH-7900-C35-CLの場合は1:16秒(JCRC第3戦)に対し,WH-9000-C35-TUの場合は1:06秒(JCRC第6戦)と10秒短縮した。走っているときも旧ホイールのときは心臓破りが本当に心臓がでる程苦しかったが,新ホイールのときは苦しいが心臓が出る程ではなかった。やっぱ約400gの差は世界がかわると実感したのだった。
物見山
正確には物見山の「こども動物自然公園交差点 - 物見山」(距離1.4キロ,平均勾配6.1%)区間。WH-7900-C35-CLの場合は4:59秒に対し,WH-9000-C35-TUの場合は4:13秒と46秒短縮した。旧ホイールだと中盤からインナーローにしないとダメだったが,新ホイールだと終盤の一番勾配キツいところまでインナーローを使わずに済んだのだった。
彩湖周回
正確には「彩湖バックストレート・土手上周回(管理橋脇スタート・ゴール)」(距離4.9キロ,平均勾配-0.1%)の周回コース,つまり平坦地でのパフォーマンス比較。WH-7900-C35-CLの場合7:16(平均時速40.1キロ),WH-9000-C35-TUの場合7:03(平均時速41.3キロ)。13秒短縮に成功。平均時速に劇的な変化はないが軽いホイールになったぶん加速が鋭くなり以前より短時間でトップスピードに持ち込めたのがタイム向上に繋がったのではないかと思う。
まとめ
サンプルは少ないがWH-900-C35-TUにしたら坂でも平坦地でのパフォーマンス向上をみることができた。坂はホイールが軽くなり登坂力が増し結果に繋がっているし,平坦地でも高速巡航の向上がみられタイムを削る事に成功している。という意味ではリム高35mmというC35のロープロファイルでもなく超ディープリムでもない,中途半端もといオールラウンダーなキャラクターが出せていると思う。パワーメーターによる比較もできれば説得力だせたと思うがPowerCalは新ホイールとほぼ同時期に使い始めたので客観的なデータが無い。主観的な感想ではあるが,漕いでいても明らかに軽くなったので加速力が増しただけでなく,もがいていてもどこまでも伸びてゆく感じを持っている。自分の場合,すぐに足が売り切れてしまうのでホイールの限界性能まで見極める事はできないが,貧脚な自分でも十二分にパフォーマンス向上を体験出来たとは言える。実は他にもデータを晒したかったが,気象条件や調子に恵まれなかったのか都合良いデータが揃わなかったので載せていない事をお断りしておく。
ちなみにホイール検討時にC50にしようとは思ったがC24にしようとは思わなかった。なぜならC24-CLはC35-TUよりも115g重いからだ。「軽さは正義」の世界で重いのをあえて選ぶ理由は見出せない。C50はちょっと迷ったがカタログ値によるとなぜか新型の方が旧型より50g重くなっていた。この不条理を説明している情報を見出せていないのでスペック厨としては見送ったのだった。
とりいそぎスペックの違いをさらりと紹介。WH-9000は新型,WH-7900は旧型,新型は11・10速に対応して旧型は10速。C35というのはリムの高さをあらわしどちらも同じ35mmという意味。CLはクリンチャー,TUはチューブラーとなっている。重量はWH-7900-C35-CLが1627g,WH-9000-C35-TUが1260gと367g軽い。走るためにクリンチャーホイールはチューブとタイヤを装着する必要がある一方,チューブラーはチューブとタイヤが一体となったチューブラータイヤを履くので,重量面だけじゃなく性能面でも有利となっている。おそらく走行可能な状態での重量差は少なくとも400gはあると思う(ごめんなさい量っていません)。ちなみにWH-9000-C35-TU をご購入の皆様にはもれなくカーボンホイール用ブレーキシューもついてくるのでちょbitお得。インプレにあたってタイヤはどちらにもパンクしにくくレースにも使えると評判の高いコンチネンタルGP4000を履いている。(正確にはCLにはGP4000S,TUにはGP4000チューブラー)。カセットはDURA-ACEの10速を使っている。
群馬サイクルスポーツセンターでのパフォーマンス比較。比較にはStravaを使う。群馬サイクルスポーツセンターの通称「心臓破り」(距離0.4キロ,平均勾配7.1%)での区間タイム。WH-7900-C35-CLの場合は1:16秒(JCRC第3戦)に対し,WH-9000-C35-TUの場合は1:06秒(JCRC第6戦)と10秒短縮した。走っているときも旧ホイールのときは心臓破りが本当に心臓がでる程苦しかったが,新ホイールのときは苦しいが心臓が出る程ではなかった。やっぱ約400gの差は世界がかわると実感したのだった。
正確には物見山の「こども動物自然公園交差点 - 物見山」(距離1.4キロ,平均勾配6.1%)区間。WH-7900-C35-CLの場合は4:59秒に対し,WH-9000-C35-TUの場合は4:13秒と46秒短縮した。旧ホイールだと中盤からインナーローにしないとダメだったが,新ホイールだと終盤の一番勾配キツいところまでインナーローを使わずに済んだのだった。
正確には「彩湖バックストレート・土手上周回(管理橋脇スタート・ゴール)」(距離4.9キロ,平均勾配-0.1%)の周回コース,つまり平坦地でのパフォーマンス比較。WH-7900-C35-CLの場合7:16(平均時速40.1キロ),WH-9000-C35-TUの場合7:03(平均時速41.3キロ)。13秒短縮に成功。平均時速に劇的な変化はないが軽いホイールになったぶん加速が鋭くなり以前より短時間でトップスピードに持ち込めたのがタイム向上に繋がったのではないかと思う。
サンプルは少ないがWH-900-C35-TUにしたら坂でも平坦地でのパフォーマンス向上をみることができた。坂はホイールが軽くなり登坂力が増し結果に繋がっているし,平坦地でも高速巡航の向上がみられタイムを削る事に成功している。という意味ではリム高35mmというC35のロープロファイルでもなく超ディープリムでもない,中途半端もといオールラウンダーなキャラクターが出せていると思う。パワーメーターによる比較もできれば説得力だせたと思うがPowerCalは新ホイールとほぼ同時期に使い始めたので客観的なデータが無い。主観的な感想ではあるが,漕いでいても明らかに軽くなったので加速力が増しただけでなく,もがいていてもどこまでも伸びてゆく感じを持っている。自分の場合,すぐに足が売り切れてしまうのでホイールの限界性能まで見極める事はできないが,貧脚な自分でも十二分にパフォーマンス向上を体験出来たとは言える。実は他にもデータを晒したかったが,気象条件や調子に恵まれなかったのか都合良いデータが揃わなかったので載せていない事をお断りしておく。
ちなみにホイール検討時にC50にしようとは思ったがC24にしようとは思わなかった。なぜならC24-CLはC35-TUよりも115g重いからだ。「軽さは正義」の世界で重いのをあえて選ぶ理由は見出せない。C50はちょっと迷ったがカタログ値によるとなぜか新型の方が旧型より50g重くなっていた。この不条理を説明している情報を見出せていないのでスペック厨としては見送ったのだった。
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