水冷エンジンの新型R1200GSのスペックが発表された。スペック厨の俺はこれだけでハァハァできる。新旧GSのスペック比較をしつつ妄想に膨らませてみた。
項目 | 旧 | 新 |
---|---|---|
エンジン | 空油冷フラットツイン、DOHC | 空水冷フラットツイン、DOHC |
ボアxストローク | 101mm x 73mm | 101mm x 73mm |
排気量 | 1,169cc | 1,170cc(+1cc) |
最大出力 | 81kW/7,750rpm | 92kW/7,750 rpm(+11kW) |
最高トルク | 120Nm/6,000rpm | 125Nm/6,500rpm(+5Nm) |
圧縮比 | 12.0:1 | 12.5:1 |
燃費時速90キロ | 23.2km/ℓ | 24.4km/ℓ |
燃費時速120キロ | 18.1km/ℓ | 18.2km/ℓ |
ホイールベース | 1520mm | 1507mm(-13mm) |
フロントリム | 2.50 x 19" | 3.00 x 19"(+0.50) |
リアリム | 4.00 x 17" | 4.50 x 17"(+0.50) |
フロントタイヤ | 110/80-R19 | 120/70-R19 |
リアタイヤ | 150/70-R17 | 170/60-R17 |
空車重量 | 244kg | 238kg(-6kg) |
まず最初で最大の特徴としては,エンジンの水冷化だ!伝統の空冷(正確には空油冷)エンジンから水冷(正確には空水冷)へと進化した。フラットツイン,DOHCは今まで通り,ボア×ストロークも同じになっているが,排気量がなぜか1ccだけ新型が増えているが誤差の範疇だろう。
水冷化により冷却効率があがり12.5:1という高圧縮ができ最大出力+11kW。馬力換算で約15馬力増加。最大トルクも5Nm増加している。最大トルクの発揮する回転数が500rpm程あがっているが,おそらく低回転から高回転までトルクの落ち込む事のないエンジンに仕上がっているのではないかと邪推する。スペックに出ていないが水冷化によりエンジンを軽量コンパクトにできたから,6kgの軽量化にも寄与しているのと勘ぐる。
パワーアップした水冷化エンジンはさらに燃費向上も実現している。時速90キロ時の燃費で5%の向上。たった5%と思うかもしれないが,燃費はタイヤの太さに影響する。つまり太いタイヤだと接地面積が多くなるので燃費悪化するのが定説だ。ところが新GSはフロントで10mm,リアで20mmの幅広,さらにフロントリアともに10%の扁平化している。これらは燃費にとっては悪条件があるにもかかわらず,燃費向上したというのは,評価しないといけない。水冷化とともに電子制御スロット導入による徹底したコンピューター制御によって実現したのだろう。
タイヤが幅広扁平になり,接地面増加というのは燃費では不利だが走る分には有利だ。止まる時,進む時,曲がる時,全てにおいて余裕をもたらす。スペック上は旧型より,よく止まり,よく進み,よく曲がることに繋がる。オフロードで170/60-R17のタイヤってみたことないけどあるのかな?Karoo 3ならあるのかな?気になってググったら,Karoo 3には170/60-R17があるんだね!(ソース)
ただ,地味に注目したのはホイールベースの13mmの短縮だ。ホイールベースが短くなる(キャスターが立つ)ということは倒し込み易くなることに繋がるので,コーナリングし易いバイクになったと妄想するから運動性能も向上したに違いないと思わずにいられない。さらに電子制御サスペンションに,オフロード専用のENDUROとかENDURO PROモードというのが用意され,いまだかつてない程にサスペンションを制御し,その車はまるで狂おしく身をよじるように走ると思われる(笑)。
スペックからは見出せないが,噂によると徹底したマスの集中化も行われているらしい。
総じて,高出力化,燃費向上,タイヤの幅広扁平化,軽量化,ホイルベースの短縮により運動性能向上を推察せずにはいれれない!ぶっちゃけ俺は今までのGSはF800GSしか魅力を感じなかった。理由はF800GSはフロント21インチだから。以上!って感じ。でも新型R1200GSのビデオを観たら悩殺された。別に21インチじゃなくてもいいかも19インチでも走ればいいじゃん走れば。っていうか新型GSはビデオを観るか限りスゲー走りそうだよ。ヤバいよ!
以上,単なる妄想につき無保証。正確な情報は本家をご覧頂きたい。
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